8人以上のゲーム会にオススメの正体隠匿系「カラヤのスルタン」ボードゲームレビュー

カラヤのスルタンカラヤのスルタン

正体隠匿系ゲーム。5-15人。

ざっくり

始めに役職カードが配られます。お互いの役職は分かりません。役職は大きく2陣営に分かれます。

カラヤのスルタン43

スルタン側と奴隷側。

スルタン側は、スルタン王と彼を守る守衛

カラヤのスルタン

奴隷側は、スルタンの命を狙うアサシンと奴隷

カラヤのスルタン

手番でやるのは4つのうち1つだけ。

・調査 伏せられた他の人のカードを見る。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

・交換 誰かとカードを交換する。伏せられたカード同士でないと交換できない。カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

・特殊アクション 役割によって違う効果。カードを開いて正体をさらして行う。これ以降この人とは交換できない。カラヤのスルタン12

・潜伏 自分のカードがオープン状態の場合、全員に目をつむってもらい、自分のカードを伏せて、他の伏せられたカードと交換する。交換したフリだけで実際に交換しなくてもいい。カラヤのスルタン12

 

勝利するには

 

奴隷側の勝利条件①

・アサシンがスルタンをアクションで退場させる。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト
退場させた瞬間決着。

※アサシンの特殊アクション;「あんさつ」カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

誰かをゲームから退場させる。間違えて仲間をやっつけちゃうこともある。

 

奴隷側の勝利条件②

・奴隷が一斉蜂起する。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト
一斉蜂起とは3人並んだ奴隷がカードオープンすること。3人揃わないといけないから、たまにしかできない。

※奴隷の特殊アクション;「叛乱の烽火をあげる」カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

自分のカードをさらすだけ。でも3人並んでカードをオープンできるとその瞬間、勝利。

 

スルタン側の勝利条件①

・アサシンを全員退場させる、かつ奴隷を3人以下に減らす。
=奴隷側の勝利条件をつぶす
カラヤのスルタン40
※守衛の特殊アクション①;「アサシンに対するカウンター」カラヤのスルタン ボードゲーム イラストアサシンがアクションで誰かを攻撃しようとしたとき、そのアサシンの隣か、狙われた人物の隣にいる守衛は、その攻撃を阻止して、逆にアサシンを退場させることができる。

カラヤのスルタン12
スルタンが隣にいるのが分かったら守衛はその場を動かなければ勝利する確率が飛躍的に高まる。

※スルタンの特殊アクション①;「奴隷側キャラの処刑」

正体を明かしている奴隷側キャラクターを処刑、退場させる。カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト
だからアサシンも奴隷もなかなか正体を明かせません

スルタン側の勝利条件②

・スルタンが正体を明かして、1周生き延びる。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

※スルタンの特殊アクション②;「王座の戴冠」

どのタイミングでも自分のカードをオープンする。そこから1周、スルタンがアサシンに退場させられたり、奴隷の蜂起が成功したりしなければ勝利。カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

※守衛の特殊アクション②;「拘留」

誰かを1回休みにする。アサシンっぽい人を行動不能にしたり、奴隷の一斉蜂起を止めたりするために使う。相手の正体が分からなくてもできる。カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

 

以上が勝利条件。

 

スタート時の思惑の一例。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

まあこんな感じ。

ゲーム展開は色々。

じわじわと奴隷やアサシンを処刑、拘留、捕縛で排除してから、スルタンが正体を現して1周悠々と生き延びてスルタン側の勝利とか、カラヤのスルタン ボードゲーム イラストスルタンとアサシンがお互いの位置を密かに知っている状況。奴隷側だと分かってる相手とスルタンカードを交換して、移動した先のスルタンをアサシンが刺す、っていうバレーのトス-アタックみたいな展開とか、カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

アサシンが交換した相手がスルタンで、一周目で刺されて全員に手番が回らないうちに終了のあっさりラウンドもあるし、

スルタンがオープンされて、一か八かノリで蜂起した奴隷が3人続いて奴隷側勝利で大盛り上がり!なんかもあります。

 

感想

理詰めで決着するときもあれば、パーティゲームのノリで決着するときもあります。そのどちらも楽しめるゲーム。交換によって自分の陣営が変わってしまうし、運の要素も多いので、きっちり理詰めや心理戦で勝ちたい人は物足りないかもしれませんが、ほうみは好きです。1ゲーム5-10分で短いので、パーティゲーム展開は気になりません。各ラウンド勝利にからめれば楽しいし、そうでなくてもそれなりに楽しい。

人狼っていうより、「犯人は踊る」っぽいです。

でも、自分がすべきことを臨機応変に考えねばならないので、子供や、ゲーム慣れしてない人には少しハードルが高いとは思います。

勝利条件が様々な中立キャラがいます。緑のカード。このキャラたちがランダムで入って、さらに複雑になります。

カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

どちらの陣営が勝利するか当てたら勝利する占い師とか

正体を隠してるときはスルタン側、
正体オープンのときは奴隷側、の踊り子とか

他にも奴隷監督、役人がいます。

今回は「奴隷監督」の立ち回りが面白いのでちょっと紹介。カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト
奴隷商人の勝利条件は踊り子の逆。
正体オープン時はスルタン側
潜伏状態の時は奴隷側です。

奴隷監督のアクションは「奴隷の取締り」カラヤのスルタン ボードゲーム イラスト

任意の人を指名して、奴隷かどうかを尋問します。

もし指名された人が奴隷だった場合、正直に自分のカードをオープンしなければなりません。さらに、その奴隷は捕縛トークンを受け取ります。
カラヤのスルタン
捕縛トークンを受け取ると行動不能になります。
自分の番が来ても手番スキップ。カードがオープン状態でも蜂起に参加できません。手番スキップだから潜伏もできません。

捕縛トークンは

・奴隷監督がアサシンによって退場させられる

もしくは

・奴隷監督が潜伏して正体を隠す

まで残り続けます。

しかも、奴隷の捕縛に成功した場合、奴隷監督はもう1ターン続けて行動できます。捕まえまくり。

カラヤのスルタン

指名された人が奴隷以外なら、カードを見せる必要はありません。捕縛失敗でターン終わり。

一周目は、調査や交換など、「見(ケン)」になるカラヤのスルタン。いきなり正体を現すスルタン、攻撃を仕掛けるアサシンはいません。お互いの能力によって、すぐに退場させられてしまうからです。

ところが奴隷監督は一周目からガンガン正体を現してアクションできます。

理由はアサシンに狙われにくいから。奴隷監督は奴隷側にとって、邪魔な存在ではありますが、スルタンを狙うアサシンにとって、自分の正体をさらしてまで始末するべき相手ではないのです。

だから奴隷監督はどんどん奴隷を暴き出して、片っ端から鎖をはめて行動不能にして、スルタンがカードオープンして勝利する環境を整えます。カラヤのスルタン43

なんと言う権力の犬!この恥知らず!

 

でもね…じつはこんな展開もあるのです。

★★★★ルールの再確認★★★★

・捕縛成功時はもう一度手番を行うことができる。

・捕縛トークンの乗った奴隷が3人並んでも蜂起したことにならない。

・捕縛トークンは奴隷監督が退場するか、潜伏するまで残る。

★★★★★★★★★★★★★★★

カラヤのスルタン

カラヤのスルタン

カラヤのスルタン

カラヤのスルタン順調に奴隷を暴き出して捕縛、捕縛、捕縛・・・あれ?奴隷一列並んでない?
ここが中立キャラ奴隷監督、最大の見せ場。

カラヤのスルタン

自分の捕縛で3人一列の奴隷が完成した場合、奴隷監督はそっと潜伏することで(=自分のカードを裏返して交換はしない)、捕縛トークンを解き放ち、奴隷側の勝利条件を満たすことが出来るのです。そして正体を明かしていない状態の奴隷監督の勝利条件は奴隷側の勝利。

カラヤのスルタン

スルタン側に見せかけて奴隷を集めていたけど、実はあなたたちが力を合わせられる状況を待っていたのよ!という、権力の犬から、レジスタンスのキーマンへと華麗に変わり身できるのです!カラヤのスルタン

だからスルタン側は、奴隷をどんどん暴いて、ブイブイ言わせてる奴隷監督の活躍を手放しに喜ぶことはできません。

3人1列の奴隷を見つけた瞬間、簡単に裏切るでしょう。

2人並んでリーチがかかった場合、看守は同じ陣営の奴隷監督を拘留する必要があるかもしれません。

表向き仲間の振りをして、お互いを利用しあいながら、手綱を引き締めるギリギリを見極めねばならない。最後までどっちの味方か分からない、まさにハリーポッターのスネイプ的立ち回りを求められる味わい深いキャラなのです。カラヤのスルタン

実はバリバリの点取り屋なのに、便乗キャラみたいに思われてるのは、捕縛が成功した時、もう1ターン行動できるというルールが、カードに記載されてないからだと思います。説明書にしか書いてないのが分かりづらい。

 

というわけでさまざまな展開を楽しむ正体隠匿ゲーム。カラヤのスルタン。

 

人数が確定しないゲーム会ってありますよね。8人以上、もしかしたらもっとくるかも~って感じのゲーム会。8人確定ならテレストレーションとかでいいけど。

9人以上来たときのために、プレイ人数に幅のあるゲームが望ましい。

そうしたら何を持っていくか。

初回ならクク。
ビギナーも遊びやすいから。

2回目ならアヴァロン。
ボードゲームにチョイ慣れなら遊べるよね。

カラヤのスルタン持って行くなら3回目。
いつも同じだとマンネリだから今回は、カラヤのスルタン。

っていう立ち位置のゲームです。我が家的には。

 

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