未開星開拓ゲーム「リワールド」ボードゲームレビュー

リワールド 箱

リワールド 星の上 女とロボ
2部構成の新しい星の開拓がテーマのゲーム。
ホビージャパンさんのTwitterの紹介を見て衝動的に購入。
パッケージを見て「なんか重そうなゲームだなー」と積んでいましたが、
今回プレイしたところ、
予想に反してそこまで重すぎないタイル配置ゲームでした。

ざっくりルール説明
メインボードと手に入れたタイルを配置していく個人ボード的な宇宙船ボードがあります。

リワールド 図解
上がメインボードで下に2つあるのが個人ボード

リワールド 図解
2部構成ということで
前半はカードをプレイして
モジュールタイル(都市を作る部品みたいな感じ)をゲットして
個人ボード左側の5つのスロットに設置していきます。
リワールド 図解

ボードからタイルがなくなると1ラウンド終了。
5ラウンドあります。
ちなみにカードは1~5までの数字。
置くときには隣と同じ数字しか置けません。
任意のカード2枚を出せば、どの数字としても使えるようになります。

リワールド 図解
カードハンドリングの個人的な感想としては、ゆる~~いペンギンパーティのような感じ…

後半はモジュールタイルを1枚ずつ使用して並べて、
星の開拓をしていきます。
コンテナの荷物の積み込みのように、
最後に追加したモジュールから使用していきます。
つまり、1ラウンドで入手したタイルが出てくるのは
後半になることが多いので、長期的な計画が必要なのです。
リワールド 図解

テラフォーミングマーズのように
1つの星をみんなで開拓するのでなく、
それぞれが個別の都市や防御網を開拓していきます。
築くことができる防御網は1種類。都市はA~Eの5種類。
リワールド 図解

リワールド 図解
右上 使用済みテラボット×→使用済みサテライト○

得点の稼ぎ方
ゲームの最後に、一番タイル数の多い防御網、
各都市を作ったプレイヤーに勝利点が与えられますので、
最終的にはそれを目指してタイルを並べます。
もらえる得点は同じではありません。
防御網を最大数にした時の点数が最も高く、
次いでA→Eと低くなっていきます。

リワールド 得点ボード
ゲーム終了時に来る大型移民船

加えて先に条件達成した方がもらえる移民船タイルがたくさんあります(宝石のきらめきでいうところの貴族タイル)。
1番最初にスロットを開けたら5点とか、
3個白いタイルを並べたら5点とか、
防御網6枚先に並べたら5点とか、
どこかの都市が8枚並べたら5点とかですね。
毎回全部のタイルを使います。
初回プレイ時多いなーと思いましたが、
2回目以降内容把握したら、気にならなくなりました。
リワールド 図解

あとはモジュールタイルの中に、
手に入れたときに点数が入るタイプのロボタイルと、
配置したときにその時の都市の状況に応じて点数が入るタイプの衛星タイルがあります。

モジュールタイルの種類
ロボ(A~E)
都市を最初に築くのに必要です。
2枚以上おいてもよい。
都市のタイル数を増やしてくれますが、
1度に1枚ずつしか星に送り込めないので、
スロットが空くのが遅くなります。
始めに使用したいタイルですので、
後半ラウンドに手に入れて、
早く出せる位置に置きたいところ。
ただし、前半1,2ラウンドで獲得すると、
けっこうな勝利点がもらえるので悩ましい。

リワールド 図解
アルファベットはA~E

特定企業5種+中立的企業1種
都市を長くしてくれます。
特定企業は1つの都市に1種類しか置けず、白の中立的企業はどこでもおけます。
あと各特定企業1枚だけ、輝くタイルが用意されています。
それを都市に配置すると、それまで並んだタイルの分点数が入ります。
なので、育てて育てて最後に配置して大量得点したいところです。

リワールド 図解
右が1枚のみの特殊企業タイル

シャトル
2つの企業タイルを運びます。
企業タイルはシャトルがないと配置できないのです。
欲張って企業ばかり取っていると、
シャトルが足りなくなって
廃棄せざるを得なくなったり、
スロットに配置する順番を見誤って、
やはり企業を廃棄という状況が置きます。
シャトルを使用すると
2つの企業タイルもスロットから減っていくので、
一気に3つのタイルが減ります。
スロットを開けて点数を狙うのに便利です。
シャトルを運搬に使わずに裏返すと防御網にもなります。
リワールド 図解リワールド 図解

サテライト(衛星タイル)
使用すると、その時の都市の状況で点数が入ります。
例えば、企業Bの数×3点とか
配置された全ロボの数×1点とか、防御網の数×1点などです。
なので十分育ってから使用したいところです。
シャトル同様に点数目的でなく裏返すと防御網になります。
リワールド 図解リワールド 図解

2回目のプレイの様子

前回の経験から
優先すべきタイルが何となくわかってきた二人です。
輝く企業タイルを最後に設置して得点ゲットを目指すと、
結果的に都市のタイル数も長くなり、
最後にもらえるマジョリティボーナスも狙えますので
両方狙えておいしい。
リワールド プレイの様子
輝くタイルは1枚しかないので、
早いラウンドで出た輝くタイルはすぐ取られます。
すると相手のタイルが集まりすぎないように、
相手の企業を邪魔して取ったりもします。

基本方針は
最終的に防御網、各都市で相手よりも長い列になることを目指して
相手の得ているタイルに気を配りながら
タイルを取っていきます。
ほうみは、
A、D、Eの都市を多めに集めて、
防御網、B、Cも少しとる感じ。
タイ太郎は
もっとも点数がもらえる防御網、
B、Cの都市に完璧に特化してかき集めていきます。
リワールド プレイの様子
個別の方針は、
ほうみが先行逃げ切り的タイプ。
ロボは1、2ラウンドでとると1体につき4点もらえる大盤振る舞いなので、
ロボを1ラウンドから集めていきます。
リワールド プレイの様子
タイ太郎は序盤まったくロボを取りません。
それよりもシャトル、企業タイルを優先して集めて
早くスロットを空けてもらえるボーナスを狙います。
あとタイ太郎はとにかくきれいに積み込むことに注力。
企業タイルが出てきたときに運ぶシャトルがない!
という事態を避けるために、
2個企業タイル入れて1個シャトルという形を
作ることにこだわります。
都市が育つ前に衛星タイルが前に出てくる事態を避けるために、
1スロットは完全に衛星タイル用にしておいて、
他が出たあと出庫していく作戦。
リワールド プレイの様子
その点、ほうみはタイ太郎がシャトルを入れてる間に、
他のおいしいタイルをゲットすることができました。

ラウンドは進んで…

最終ラウンドで、
こういう輝くタイルや衛星タイルが来られると、
きっちりそれ用のスロットを用意していない者は困ります…
リワールド プレイの様子

序盤に大量にロボを購入していたほうみは、
タイ太郎と40点近い点差をつけて前半終了となりました。

後半のタイル配置、第2部です。
リワールド プレイの様子
ここから、タイ太郎が猛烈な勢いで差してきます。
私が1回にロボットを1枚しか出せないのをしり目に、
シャトル+都市2で計3枚の消費を繰り返し、
どんどんスロットを空けてボーナス、
シャトル5台並べてボーナス、
防御網6つ作ってボーナスなどなど…。
防御網と都市B、都市Cを完成させて、
衛星タイルを使用して、企業の数だけボーナス、
防御網の数だけボーナス、
ボーナスラッシュで追い上げてきます。
結局全スロットを空けたプレイヤーへの7点のボーナスも取られてしましました。
リワールド プレイの様子
リワールド プレイの様子
私は、なんとシャトルの配置をミスり、
足りなくなって企業を廃棄する羽目に…それでも、
ロボットの数×1点の衛星などで地道に得点していきます。

2人とも配置をすべて終わり結果は…2点差でほうみの勝利!
リワールド プレイの様子
ポイントは、タイ太郎が積み込みの形を意識しすぎて、
シャトルなどある程度数のあるタイルを優先せざるを得ない間に、
結構おいしい衛星タイルなどを私が取れたこと。
前半のカードをプレイしてタイルを配置する際、
次回のラウンドのスタプの権利を取れる箇所があります。
このスタプが結構大事。
次のラウンド、好きなタイルを無条件でもらえますからね。
ラウンド中は、最優先のタイルから売れて、
このスタプの箇所にカードを置くかどうかは
ヒリヒリしたチキンレースになります。
リワールド プレイの様子
このスタプをめぐる駆け引きのほとんどで私が先んじて、
有利なポジションを取り続けたことも勝因でした。
タイ太郎の反省点はロボを取らなすぎたこと。
前半での得点差に加えて、
ロボの数×企業の数という衛星タイルもあるし、
今回DとEのロボについては獲得せず、都市を作りませんでした。
作れなかった都市につき3点のマイナスなのです。
その6点マイナスで逆転しましたからね。
ある程度バランスも大事なようです。
ほうみの反省はもっと、長期的展望をもって、
きれいに計画的にタイルを配置すること…。
そして途中まで衛星タイルの使用にもシャトルが必要と勘違いしていたので、
そこはもっとうまく組めたなーと思っています。

感想
箱の裏でうたわれる通り、独特なゲームです。
ボーナスの移民船タイルは14枚。
ゲーム毎一部を使うのでなく、全部使います。
得点要素が多すぎて、
ぼやっとした印象にならないのかなと思っていました。
でも、作戦によって
相手や自分が確実に取れるだろう移民船は分かってきます。
行先が微妙で争いの起こるタイルは一部なので
プレイの方向がバラけてしまっている感じにはなりませんでした。

説明書を読んだときは、カードのプレイでタイルを得て、
マジョリティを競うということでアルハンブラっぽいのかな思いましたが
ちょっと違いましたね。
あまり他で感じない珍しい味わいのゲームであると思います。

先行逃げ切りか、差しか、そのバランスか、
ほかにも色々な作戦がありそうです。
3,4人でプレイするとまた、印象が変わりそうです。
何より、「次はもっとこうしたい!」という思いが
すごく沸いてくる良いゲームだと思いました。

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