ボードゲームレビュー「斬捨御免」

斬捨御免
幕末の各陣営の一人(一匹?ひとつ?)になりきり、相手の正体を当てるゲーム。カードゲームです。

 

ざっくりルール

カードの構成はこんな感じ。
斬捨御免
各藩、欧米列強の陣営に1~8のそれぞれの人物、名産品。
陣営が色で、キャラクターが数字。
斬捨御免

初期手札から1枚自分を選んで伏せる。

斬捨御免
これにしよー

スタプから時計回りに次の手番プレイヤーに、自分の手札から1枚カードを示し、
「この者知っておるか?」
と聞いていきます。

陣営も数字も合ってなければ
「知らんのう!」
斬捨御免 ボードゲーム イラスト

陣営か数字が合っていたら
「知っておる!」
斬捨御免 ボードゲーム イラスト

聞かれたプレイヤーは、知っているカードは横向きに、知らないカードは縦のまま、自分の前に並べます。

これを順番に繰り返します。

斬捨御免 ボードゲーム イラスト
斬捨御免 ボードゲーム イラスト
斬捨御免 ボードゲーム イラスト

質問した手番プレイヤーは誰か正体が予想できた人がいたら
「おぬし○○藩の××とお見受けする!」
とチャレンジできます。
当てれば勝ち。外せば脱落。

自分と同じ陣営なら勝利点分け合い、違う陣営なら高得点。という点数制ルール。
特殊カードを用いる拡張ルールもあります。

感想

スーパーライトな層とやるときにとてもちょうどいい難易度。特に子供。
場に出てるカード、自分が持ってるカード、相手の前に並んだカード。
最大でも8枚のカードの行方が分かれば特定できるので、2周くらいで正体がバレるプレイヤーが出てきます。
2分の1、3分の1くらいに絞れたらチャレンジするのが普通です。

簡単な推理なんですけど、その簡単さが子供にはいいですね。
とくに勉強嫌いな甥が一生懸命やってくれるのを見るのはうれしい。それでいてこちらもゲームとしてやってて楽しい。

斬捨御免 ボードゲーム イラスト

カードのキャラが皆かわいいのも食いつきがいいし、昔風の台詞を使わなきゃいけないのも、ゲームっぽさが出ていいですね。子供の中で「ゲーム」になったときの積極性は素晴らしいものがあります。

アルゴが楽しめる子供はすでに頭がいいのでゲーム使わなくても勉強できるんじゃない?って思うんですが、斬捨御免は楽しめる層がもっと広いと思います。ついでに歴史上の人物の名前や地方の特産の知識もなんとなく頭に入っちゃうというオマケつき。よっぽどこちらを頭が良くなるゲームシリーズに認定したい。

子供の頭の体操におススメだし、普通にパーティゲームとして遊んでも2,3回は楽しいゲームです。

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