牧歌的な雰囲気でワイナリー経営を楽しむボードゲーム「ワイナリーの四季」ルール&レビュー 

ワイナリーの四季  箱
ワイナリーの四季  プレイの様子


畑を作ってブドウを収穫して醸造して出荷する
そんなワイナリー経営の気分をたっぷり味わえるワーカープレイスメントです。
ほうみはとても好きです。
よくタイ太を誘ってプレイします。

~ワイナリーの四季シリーズ~

ワイナリーの四季
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ざっくり説明

 
これが自分のボード↓一人一枚。

ワイナリーの四季  図解

 

 

メインボードです↓

ワイナリーの四季  図解

1年が1ラウンド。フェイズに分かれています。
ホウミ(ピンク)が説明してるのが夏フェイズにできるアクションの一部。
タイ太郎(緑)が説明してるのが冬フェイズにできるアクションの一部。

春フェイズは一番初めにそのラウンドの順番を決めるフェイズ。
秋は訪問者カードを引くフェイズです。

夏にブドウカードをもらってきて
必要な建物を建てて、自分のボードに植えて
冬に収穫して、ワインに醸造して、
注文カードもらってきて出荷!という流れです。

20点超えたプレイヤーがいたらそのラウンドで終了。

好きな所

さて、好きなところはたくさんあります。
ワイナリーの四季とか、アグリコラとか
収穫する系のボードゲームって雰囲気がいいですよね。
アートワークもとってもきれいです。
テーマとシステムがぴったりで
やるべきことがわかりやすいワーカープレイスメントです


ボード上に文章でアクションの説明があるのもgood。
いちいちマニュアルを参照する必要がありませんし
このあたりボードゲームはじめたばかりの方にも
遊びやすいのではないでしょうか。

ワイナリーの四季  図解

親切!見やすい!遊びやすい!

 

実は購入の決めてになったのはここ。父母システム。

ワイナリーの四季  図解



初期のリソース、施設、ワーカーの数が
2種類のカードの組み合わせて決まるのです。
経営傾いたワイナリーを受け継いだ、という設定なので、
自分の両親によって、相続品が変わるという。
初期の資源にストーリー性があるゲームってあんまりなかったので
グッときて買ってしまいました。顔も名前も全部違うんですよ。

ワイナリーの四季  図解

毎回違うパパとママ!

 

感想

よく言われるように訪問者カードは強力です。
普通のアクションが2回できるものや、効果が強化されたアクション、
勝利点やお金を一気に手に入れるカードなどがあり、
逆転の可能性が残されているのはドキドキしますね。
ただ何度かプレイしていると、カードの引きだけでなく、
考えどころもしっかりあるゲームだなーと最近思ってきました。

 

「収穫したブドウ、醸造したワインは1ラウンド毎に熟成する。(価値が上がる)」

ワイナリーの四季  図解



1ラウンド寝かせると・・・

熟成して価値が上がる。

ワイナリーの四季  図解

はじめは、このワイナリー特有の設定に目がいきます。
 
アクション使わずに寝かしておくだけで価値が上がるならお得ジャン♪
だから1ラウンドでも早く
ブドウの収穫やワインの醸造までもっていきたいわけです。

更に、醸造したワインを出荷すると勝利点の他に
ワイナリー自体の評価も上がり
ラウンド終了時に自動的にお金が入ってくるようになります。

熟成の効果を受けるために
できるだけ早く1個目のブドウの収穫をしたい。
自動的に入ってくる収入のために
できるだけ早く1本目のワインの出荷をしたい。

序盤は3人のワーカーで1ラウンドに3アクションしかできませんので、
ブドウを植えるのに必要な建物を建てる→植える→収穫する
とやっていると他のことには手が回りません。
だけど、それでも早めの収穫、出荷を目指す。
できれば2ラウンドまでに、ブドウ収穫をしたい。収穫が最優先!

 

はじめはそう思ってやってました。
でも何度かやってると気づくんですが、
結構、価値の上がったブドウやワインって
終盤もてあますことが多いんですよね。
ちょうどいい注文カードが引けず
価値以下で手放すこともあって。



こういう高い注文が引ければいいのだけど

ワイナリーの四季  図解

 



結局、こういう安い注文に高価値ワインを使うことに…

ワイナリーの四季  図解
ワイナリーの四季  プレイの様子

 


それなら
はじめのワインの収穫が3~4ラウンド
ワインの出荷が4~5ラウンドになってしまったとしても
お金を増やしてワーカーの数を増やす
ラウンド中に2回収穫ができる農耕馬の建物を建てる
など、ゆっくり体制を整えた方がいいのではないか。

そう考えてやっていると、後者の作戦を取った方が、
序盤は無収入無得点ですが、じわじわ後半差して逆転する
というパターンも生まれ始めました。

もちろん
初期資源の違いや、各種カードの引きによって
どちらの作戦がいいかはケースバイケース。


小規模零細だけど、ブドウを熟成させて
できるだけいいものをお届けしたい!
その代わり理解ある顧客の注文が来ないと厳しい。。。

ワイナリーの四季  プレイの様子

 


畑を抵当に入れたり
従業員を観光バイトに行かせて資本を集め
投下して大量の労働者、収穫の効率性をして足場固め重視!
体制ができるまでは時間がかかるけど
できたら安定した収益が望める!

ワイナリーの四季  プレイの様子

 

勝手にこんな二項対立を妄想してます。

私たちはまだ2人でしか遊ぶ機会がないので複数で遊べばもっと色々な勝ち筋がありそうです。
6人までプレイ可能なのもワーカープレイスメント系では珍しいのではないでしょうか。
拡張も発売を待っているということで楽しみにしています。

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