2人専用対戦型のゲームです。
8人のキャラクターの中から1人をオペラ座の怪人に決めます。
探偵側はタイムリミットまでに特定できれば勝利。
怪人側は隠し通せば勝利です。
推理+パズルっぽいゲームです。
コレを遊ぶまでの2人用ゲームはバトルラインやロストシティなどしか知らなかったので、「2人用でこんなデカイの!?」とスゴイしっかりした大きいボードに驚きました。
ざっくり説明
ボードです。
コマ、トークンが置かれてこんなかんじで遊びます。
キャラクターコマは8個あります。
主演女優タイルは時間制限を表しています。
一番右まで行くと、主演女優はオペラ座から逃げ出してしまいます。
そうすると目的を果たしたということで怪人側の勝利。
はじめにカードで今回の怪人を決めます。怪人側だけがそれを知ります。
1ラウンド中に探偵側、怪人側2個ずつコマを動かします。
コマを動かした後に盤面を見て怪人側は次のうちをどちらかを発表します。
①オペラ座の怪人は現れた。
=怪人のコマが一人でいる。
②オペラ座の怪人は現れなかった。
=怪人のコマは他のコマと一緒にいる。
うそはダメ。
なので、以下のような状況で「怪人現れない」が発表されたら
無罪と分かればコマを裏返します。裏は顔が白黒です。
探偵は制限時間までにカラーのコマを一人に絞れば勝利です。
ラウンド最後に主演女優がまだカラーのコマの分だけトラックを進みます。
ちなみに怪人現るの場合は、1マス追加で進みます。
どのコマを動かせるか。
ラウンドのはじめに、8枚のキャラクターが描かれたカードの中から4枚あけます。
先攻がそのうちの1人を動かして、
後攻が2人。
先攻が残りの1人を動かします。
次のラウンドでは先攻後攻入れ替えて使われなかった4枚が使われます。
キャラコマを動かすときに固有の特殊能力を使えます。
など
探偵側は
「カラーのキャラクターの条件を分けて検証したい」
怪人側は
「カラーのキャラクターをできるだけ同じ条件にしたい」
これをキャラクターの能力を使って画策していくわけです。
パスルを解く感じです。
奇数ラウンド時、次のラウンドに残りのキャラがくることは分かるので、そこも含めたプレイが大事です。
たまにあること
怪人側はできるだけカラーのキャラを残したい。できることなら全員一箇所に集めて一切絞りきれないくらいの状況を作りたい。でも相手も動かすわけですからね。まあ初手はやっぱり4-4。理想は3-5(怪人が5)。わかっているんですよ?
ところが、うっかりやってしまうのが
「探偵側がある動かし方をしたら6-2(怪人が2)になってしまう状況」
つまり一気に容疑者が2人まで減って、主演女優も2マスしか進まない。怪人側が超不利。
ちなみに1ラウンド目は必ず探偵が先攻。
当然探偵も気づく。
怪人は6-2の形にされて少数派に怪人を入れられてはたまらないので、心理戦をしかけている風をよそおう。
バレる。
まあそんなこんなで最後は詰め将棋です。
「条件を同じにしよう」と「分けよう」という攻防がとても面白いです。
特殊能力も一度聞けば覚えられるくらいのもので、カードの下にも図示してあります。
1ゲーム30分ほどですし、好きな人は一晩中やってられるくらいの良作だと思います。
うちではタイ太郎が妙に強く、負けが続くと腹が立つので3回くらいが適量。
ほうみもオペラ座の怪人のテーマが好きなので、時々やりたくなるゲームではあります。
見かけたら遊んでみてください。