ファミリア
フリーゼの2人用カードゲーム。
テーマはギャング。
強力な仲間をファミリーに集めたほうが勝者です。
徐々に高いランクの仲間が増えていきます。
それぞれのグループの個性もギャングっぽく、テーマとシステムがよく合ってます。
短い時間だけどプレイすると満足感があるゲームです。
ざっくりルール
最初は0のカードが4枚。
場からカードを取っていきます。
0はタダ。
同じ色のカードの同じ数字を2枚出すとひとつ上の数字のカードを取れます。
そのとき、出したカードのうち1枚は手元に返ってきます。
これを順番に繰り返し、2回デッキが無くなったら終了。これまでに獲得したカードの勝利点(下部に記載)を数えます。
これをくりかえします。
各色の陣営は通常のカード獲得の前にプレイすることで特殊能力が使えます。
黄色チームの「ブルーツ」は武闘派。
使うと取ろうとするカードのレベルを下げます。
青チームの「アカウンタンツ」は情報・連絡に長けてます。
使うとすでにプレイしたカードが帰ってきます。
緑チームの「マーシナリーズ」は何でもやる傭兵。
ひとつ小さい数のオールマイティとして使えます。
赤チームの「ファミリア」は名門。
特殊能力は無いけど勝利点が高いです。
こういうカードの個性を生かして勝利点を競い合います。
感想
このゲームほどうまい人同士の戦いを見てみたいゲームもないです。
とにかくシンプルなカード構成とルールなのに展開が豊富。
そして何故か正解がよく分からない。必勝法が分からない。
いつも「これ攻め方あってるのかなー?」と思いながらプレイしてます。
それでも不思議と面白いです。
ゲーム中、目に見えてる状況が進んでいる裏で、目に見えない隠しパラメーターが密かに積みあがっていて、それが決着をつける感じ。
この「どっちが勝ってるか、何が正解か」分かりづらい感覚は、同じフリーゼの「電力会社」やってるときと似てます。あれも途中経過で「ぶっちぎりのビリだな…あの人…」と思ってた人が最後勝ったりしますからね。
フリーゼはこういう隠しパラメーターを作る感覚に長けた作家ですね。
やるごとに次はこうした方がいいなっていうのはなんとなーく分かります。
何度もやりたくなるおススメの2人用ゲームです。
とりあえず、序盤に緑チームの中堅どころを取るとかなり隠しパラメーターを上げてるっぽいんだけど…
どうなんでしょう。
トップレベルの試合を解説付きで見てみたいなぁ、このゲームは。
強力な集団を編み上げたほうが勝つ!