コルトスーパーエクスプレス
立体ボードが目を引いたコルトエクスプレスの小箱版。3人~7人。10分~15分。細かいルールがなくなってすぐに始められるパーティーゲームになりました。
ざっくりルール
列車カードを並べてその上にキャラクターコマを置いてゲームスタート。
目的は最後まで生き残ること。
ラウンド中は
・車両移動
・銃を撃つ
・車両の屋根に移動
・キャラの向きを変える
の中から3アクション行う。
ラウンド初めに4種類のカードから3枚選んで伏せる。
時計回りに1枚ずつ公開してアクションを実行していく。
状況が変わっていても
あらかじめ決めたアクションを
あらかじめ決めた順番で
粛々と実行しなきゃいけないところがミソ。
全員のアクションを処理したら
最後尾の列車を切り離す。そこに乗っていたプレイヤーは脱落。
切り離された車両カードは裏返して略奪品カードにする。
脱落リスクの高い最後尾に近いプレイヤーがそれを受け取る。(同じ車両なら屋根優先)
略奪品カードはタイブレークに使用する。
最後に先頭車両だけになったときに生き残っていれば勝ち。
2人以上生き残っていたらより高い略奪品カードを持っているプレイヤーの勝ち。
他キャラに撃たれると
・撃たれた方向に1車両強制移動 +
・立ち上がるためにカードを一枚消費するので次に予定されていたアクションができない。
これによって計画に思いもよらぬズレが生まれて
何もない列車の外に自分から踏み出してしまったり
流れ弾で最後尾に追いやられてしまったり
っていうアクシデントを楽しめるようになっている。
感想
デモンストレーションで1ラウンド回してみると
インストが本当に簡単。
まずはカードの内容を確認せずに適当に3枚カードを伏せさせて
ささーっと順番に解決して見せれば
全員分のカードオープンとアクションを一気にやって1ラウンドの流れを見せてあげよう
・4枚のアクションカードの効果
・最後尾車両の切り離しのルール
・略奪品カードを誰が獲得するか
・どんなドタバタが起こるのか
というゲームの全体像をすぐに全員が理解できます。
2分くらいで終わります。
参加者がルールを把握するまでにかかる時間がきわめて短いわりに
味わえる楽しさは深いし、けっこう盛り上がるゲームです。
略奪品狙いや、裏をかいたアクションなどの
駆け引きもあったりして
何度も遊べて、小一時間くらいはしっかり楽しめます。
2分の説明で1時間楽しめるっていう
この歩留まりの良さが1番のセールスポイント。
内容としては
読み切る楽しさ 25%
かけちがいの楽しさ 75%
心理戦っていうよりはパーティゲーム寄りかな。
説明が簡単で、盛り上がるゲームをお探しの人にはおすすめできます。
7人までプレイ可能
たとえばあなたが悪い王様に捕まって
「ボードゲームが趣味なのか?
ではボードゲームで余を楽しませてみせよ」
とか言われて
その暴君が全然ボードゲームに興味がなくて
3分以上の説明とか聞いてくれないような短気な性格で
「つまらなかったら容赦なく首をはねる」
とか言われてる絶体絶命な状況なら
どのゲームを選びますか?
私はたぶん「ランブルインザハウス」か「コルトスーパーエクスプレス」で勝負をかけます。
我が家的元祖歩留まりの良いゲーム
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
オルレアンの記事でペストの時の修道士引きに、「わかる~!」って大爆笑させていただきました。あとワイナリーの四季の婿養子の物語にほろり(!?)と。
仕事の都合で海外にいるのですが、ボードゲーム会にはちょくちょく参加しており、その影響で自分でもいつの間にか買ってしまっていました。部屋の一部を占拠しており、引っ越しの時はいつも大変なことになっています。
ちなみにこちらでは王と枢機卿、イスタンブール、コンコルディアがヘビーローテーションです(ほとんど勝てませんが。。。)。
コルトスーパーエクスプレスもおもしろそうですね~!わいわいやってみたいです!ボードゲームっていいですよね~。
今大変な状況ですが、くれぐれもご自愛ください。
更新楽しみにしています。
わざわざコメントくださりうれしいです。
確かに引っ越しは大変ですね。段ボール数がすごいことになりますよね。
更新頑張ります。ありがとうございます。