みんなでぽんこつペイント
お絵かきゲーム。2人-12人まで遊べます。15分くらい。
導入しやすく、とにかく盛り上がるので、昨年末から今年上半期にかけてかなり回しているゲーム。
ざっくりルール
手番プレイヤーがカードを引く。見ないでサイコロを振ってお題が決定。
それ以外のプレイヤーはお題をボードに描く。
当ててもらえれば、手番プレイヤー、絵を描いた人、両方に点数が入るんだけど、
描く側のプレイヤーは、画数の少ない人から1人ずつ公開していき、 直近で公開した人だけが点数が入るので
できるだけシンプルにかつ、伝わるように描くのが難しくて面白い。
たとえば「カガミ」がお題。
こんなん描いて「よしよし」なんて思ってると
とか
とかがいて、全然見せれなーい…なんてことになる。
どれだけ無駄を削れるか、
作画のエンジニア的思考が問われます。
描いていいのは直線と正円のみ。
楕円は描いちゃダメ。正円のみってのがワザアリルール。
楕円が描けないと表現しづらいことがけっこうあります。
感想
ボードゲームの魅力のひとつとして
「ひらめきの共有」がありますよね。
普段の生活の中では、
「ちょっと上手いこと思いついた♪」ってことを
誰かと共有する機会ってあんまりないですけど
ボードゲームしてるときって、脳内のアハ!的ひらめきを、共有できる瞬間がけっこうあります。私にとってボードゲームが好きな理由のひとつ。
思いついたアイデアを共有して、それを「すごい!」って言ってもらえたり、
自分が思いつかなかったアイデアに「なるほどー!」って思わされることって
とても楽しい体験ですよね。
このゲームは、そんなひらめきの共有をめちゃくちゃ味わえるゲームです。
みんなを「はぁ~その手があったか!」と感心させるのは超きもちいい!
ボードの枠をどう利用するかとかね。
楕円がかけない中で、「ゆび」って言うお題が出てけっこうみんな苦戦する中…
「画数3」コールのツワモノが。
ええ~!?そんな少なくいける?
「ほい!」
「あたりまえ」の枠からハミ出るキレッキレのアイデアを思いついたときの快感はクセになります。
そういう時は、当てられなくてもよくなっちゃう笑
あまり絵のうまさは関係ないので、
画力がアレな、いわゆる画伯タイプの人にも非常にウケがいいです。
買う前はルールを読んで、「あーこれはピックスだわ」って感じであんまり期待してなかったんですけど、遊んでみてびっくりしました。
参加のしやすさといい、持ち運びのしやすさといい、
ピックス超えてます。
正直、紙とペンがあれば遊べちゃうルールなんだけど
全員が同じ道具、同じ条件で。っていうのが
純粋なアイデア勝負って感じが出て
面白さを感じる大事な要素なので
再販されて手に入りやすいうちにどうぞ。