アーティチョークなんて大キライ
2-4人、10-20分くらい。
ドミニオンとか、エミネントドメインとか、エルドラドとかの、デッキ構築ゲーとしては、めちゃめちゃ軽く、どんな人とも遊びやすいゲームです。
ざっくりルール
プレーヤーは皆、アーティチョーク(という野菜)が大キライな子供。
自分の皿(カードデッキ)から、アーティチョークを取り除けば勝ち、という設定。
10枚のデッキがはじめに配られる。中身はみんなアーティチョークカード。
手札はいつも5枚。
自分の番が来たら、場に並んだ野菜カードを1枚選んで手札に入れる。
今とってきたやつも含めて
手札にある野菜カードを好きなだけプレイする。
野菜カードの効果は
他にも手札内のアーティチョークカードが3枚あるなら1枚捨てられる、とか
自分のデッキの一番上を開けて、アーティチョークなら捨てられる、とか
使いたいカードをがすべてプレイしたら
今回使ったカードも、使わなかったカードも
手札をまとめて
自分専用の使用済みカード置き場に置いて
山札からカードを新しく5枚ドロー。
このとき、新しく引いた5枚にアーティチョークが1枚もなければ勝利!
だから自分のデッキ内にあるアーティチョークをできるだけ少なくしたい、というゲーム。
攻め筋はこんなかんじ
パッとやった感じ、攻め筋は3つ。
①ニンジン、ブロッコリーとかで、シンプルにガツガツ、アーティチョークを減らしていく。最終的にデッキ3枚、アーティチョークゼロで勝つことも。
②コーン、ネギで、デッキ内の野菜カードを、だぶだぶに増やしていく。アーティチョークをそれほど減らせてなくても、ヒキ次第であっさり勝っちゃうこともある。
③コーン、ピーマンなどの、「自分のデッキの上に、野菜カードをのせる」系のカードで、次回、引くカードをつみこんで勝つ。アーティチョークが減ってきた終盤に3枚とか野菜カードをのせれれば、かなり勝つ確率は上がる。テクニカルで楽しい戦法。
どれかにかたよったり、バランスよくやったり。
他にも
カード交換の効果を持つ野菜とか
相手にカードを押し付けるカードなどがあって
ゲーム展開に変化をつけてる。
感想
軽くて面白いですね。
新鮮な楽しさがあります。
何が新鮮かっていうと
ボードゲームでよくあるのが、拡大再生産。
ゲームが進むにつれて、やれることが増えて、スピードが速くなっていくシステム。
まあ、よくあるやつ。
「アーティチョーク~」はそうじゃないんですよね。
ゲーム序盤の方がやれることが大きいんですよ。
ブロッコリーとか
ニンジンとか
ビーツとか
コーンもそうかな
これらのように
手札にたくさんアーティチョークがある方が
アーティチョークをガンガン減らせるカードがけっこうあるので
序盤はサクサク減らせて、後半スピードダウン、みたいな展開になります。
最初は重機でガンガン削れるけど
爽快感!
後半は細かいところに手が届かない
みたいな感じ
なんかこの
ゲームが進むにつれて手が縛られる感じが
いつもの拡大再生産的ボードゲームの感覚と逆方向の感覚で
新鮮な味で面白かったです。
ビギナー向けの軽めなデッキ構築としてもオススメですし
いつもの拡大再生産とは違った味のゲームとして、ベテラン勢も楽しめるのではないでしょうか。
うちは夫婦二人でもアリでした。