オルレアン
各自専用の黒い袋を持ちます。そこから毎ラウンド、タイルのワーカーを引いて自分のボードに配置。それによってアクションを行って点数を稼ぎます。
我が家でのリプレイ率はけっこう高いです。
ざっくりルール
タイルはこの7種類。
引いたタイルを自分のボードに配置。
できるアクションはこんな感じ。
メインボードのマップ上の自コマを移動させたり、自コマがいるところに家を建てたりします。道中拾った商品は点数になります。
16ラウンドで、もっとも勝利点を稼いだ人の勝ち。
勝利点はお金がそのまま1金1点。
拾った商品も点になります。
もっとも点数が伸びやすいのが、
建てた家の数×発展チャートによって入る点数。
発展チャートはメインボード下部にあります。
アクションで地道に伸ばしたり、博士を取ることのボーナスで伸ばしたりします。
建てた家だけでなく、市民トークンの数も発展チャートと、かけ算されます。
市民トークンはいたるところで早い者勝ちでもらえるトークン。
一番初めに
兵士を5人取った、とか、発展チャート3歩進めたとか。
16ラウンドはけっこうあっという間。
始めのうちは4枚しかチップが引けないので1アクションしか出来ないし、
後半もタイル引きで事故ってアクションできないってこともあるので。
2人プレイがウチでは主です。
大体、前半で袋の中の体制を整えて、
後半に毎ラウンド家を建てる、みたいな流れが多いかな。
自分の作戦に合った袋内のタイルの構成を考えなければなりません。
このあたりがデッキビルディングっぽいです。
カードによるデッキビルディングは、使用したカード、購入したカードは捨て札置き場に送られ、次に使用できるのには時間差があります。
オルレアンはそのラウンドで使用したタイル、雇用したタイルはすぐに袋に戻ります。
つまり使ったタイルがすぐ次も出てくることもあれば、せっかく購入したオールマイティの修道士が全く引けない、最後の方まで顔を見せないこともあります。引き次第。
そのあたり、通常のカードを使ったデッキビルディングとは違ったプレイ感があります。
あるある
突然偏るタイル引き。
事故った!何も出来ん!
ワーカータイルを増やすときに感じるジレンマ。
ワーカーを取るとボーナスがつきます。
農民→農産物 並
職人→自ボードに永久機関の歯車を一個置ける やや強
商人→建物カードもらえる(アクション増える) 強
水先案内人→お金 しょぼッ!
兵士→ラウンド毎に引くタイル数が増える 強
博士→発展チャートアップ 強
修道士→ボーナスなし! だから便利なんだけど取りづらい修道士…
で、あるボーナスほしいときはそのワーカー要らない。
そのワーカー欲しいときは、どちらかというと別のボーナス欲しい。
っていうジレンマがしょっちゅう起こります。コレが悩ましい。
袋にいるはずの修道士が全然引けない
ボーナスももらえないのに、わざわざ入れてあげた修道士が全然出てこない。
なのに、たまにくるペスト(ランダムで1枚袋からワーカーが除去される鬼畜イベント)で引かれるマーフィーの法則。
こんなときだけ引くんかい!
感想
あるあるでも書いたけど戦略上必要なボーナスを優先させてると、いらないワーカーが袋内に増えていきます。そうすると計画通りタイルを引けなくて・・・っていうのが辛いんだけど面白い。
袋の中に不純物が混じっていく感じ。
その不純物を新たなアクションでそのまま活かすのか、それとも捨てて得点チャンスにするのか。いろんな対処法があって、今回はどうするのかが面白いです。
この前はいつもと違うパターンを試してみたくて「旅作戦!」って序盤から旅をしまくって、高得点商品をかき集める作戦をやってみたけど、1.5倍くらい点差をつけられてしまった笑
発展チャートも上げなきゃやっぱダメだよね…
となると博士をたくさん取って、発展チャートを上げ、そのまま学校を手にいれてオールマイティ化がやっぱり強い。
ほぼほぼ定石化しちゃってるのが、商人のアクションで以下のどちらかの建物を入手する作戦。それぞれ水先案内人、博士をオールマイティにする建物。
もうこれは飽きたから新たな作戦を模索中。
色々試したくなる作品です。負けてもやりきった感があるので稼働率は高いです。
プレイする際は面倒かもしれないけど、ついたてを用意して相手がどのアクションをしようとしてるかを完璧に隠したほうがいいですよ。チラッと見えて「やっぱ変えるー!」とかナシの方が絶対に面白い。人間って視界の端で相手のが見えるとどうしても影響受けちゃうので。
最後に書いているついたてですが、そもそもはスタートプレイヤーから順にアクションボードに置いていくのが正式ルールで、時間短縮のために全員一斉に置いているので、前のプレイヤーの行動を見てから自身の行動を決めるのが定石です。
Ypsさん、コメントありがとうございます。
「ええ!?正式ルールそうだっけ!?」と、おどろいてアークライト版のマニュアルを確認したところ
このように書いてあったので、「うーむ…正式ルールとはなんだろう…」と気になってしまい、英語版のマニュアルを確認したところ
と書いてあり、やはり、「基本は同時進行でやるけど、やりたいプレイヤーがいたら、順番に置くルールでやってもよい」くらいの意味ではないのかな?と思えて、「正式ルールとは?」ともやもやしてしまい、せっかくコメントをくださったのに、不誠実に適当に返信することもできず、
「ドイツ語マニュアルはニュアンスが分からないしなぁ…」と、なやんでいました。
しかしエンゲームズ版の、こちらのマニュアルを見て
あ、この書き方なら、「したい人がいるならやってもよい」というより「したい人がいるならそうする」と強めの指示に読めるかも!
と、思って、スッキリしました。
返答までに時間がかかってしまいましたが
コメントを頂けると
ちゃんと読んでくださっているんだなぁと嬉しくなっています。
コメントを残していただきありがとうございます。