ライナー・クニツィアの戦国時代
クニツィアのダイスゲーム。30分くらい。2人~6人。
ドイツゲームですが和テーマ。なじみの日本の城が出てきます。
ざっくりルール
手番が来たらダイスを振って、カードに書かれた出目をそろえればカードゲット。
1列ずつ出目を当てはめていく。埋められる列がない場合、ダイスを一個捨てて振り直しができるが、1投目で今回チャレンジすると決めた城は途中で変更できない。
すでに相手が獲得してしまった城に挑むこともできるが、通常のオーダーより、 プラス 1個兜マークを出さないと獲得できない。
これはとても素晴らしいルール。
追加1個のハードルが見た目以上に大きい。いけそうでいけない。
同じ色グループ1~4枚のカードをすべて取ることができれば、
カードが裏返り、相手に取られない状態にすることができます。
場のカードがなくなったら終了。
得点が多い人が勝ち。
感想
一族で旅行に行って、親世代がお風呂やら、部屋でまったりやらしているときに、子供たちと遊んでます。
ホテルの畳と座卓の感じが、和テーマとぴったりなのでついつい旅行鞄に忍ばせたくなります。
あとは、家にお客さんが来て、ちょっと頭を使った気分になれる無難なゲームでもしようかってときに遊びますね。時間と難易度がちょうどいいのです。
逆転のためにハードルの高い相手のカードにチャレンジするのか。
それとも通常の場のカードを狙うのか。
適度に悩ましい。
同色グループをすべて集めると裏返り、相手に奪われなくなるというルールは
取ったり取られたりのゲームだから
自分のものに決まって動かなくなるのが、なんかたまらない。
拡大再生産を本能的に「快」に感じるように
不確かなものが確定するよろこびって、
人間の本能にありますよね。
神経衰弱で確実に記憶している数字の片割れをめくった時の快感とか
桂馬で金ゲットが確定した時の快感とか
ボンバーマンでちょこまか動く敵を閉じ込めた時の快感とかね。
そういうときって、なんか頭の中でふよふよしていたものが
カキーン!ってなったみたいな気持ちよさが感じられません?
それが味わえるゲームです。
我が家ではわりと遊ぶ機会が多いので、ダイスゲームでは「TUTTO」「インパクト」の次くらいに棚から引っ張り出されてます。
長くコンスタントに遊ばれているゲームです。
次回は「確定!」の気持ちよさを味わえるアクションゲームを紹介してみます。