穴掘りモグラ
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自分のモグラをボード上の限られた穴に入れることを目的とした早い者勝ちの椅子取りゲーム。
ざっくり説明
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モグラはカードで進めます。
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カードは使い切らないとシャッフルされません。
自分と相手のデッキに残ったカードの数字は分かります。
次に出てくる数字の確率を計算しながら進めるところに考えどころがあります。
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このゲームが面白いのはボードが四層構造になっていて、ラウンド終了時にボードを1枚持ち上げると、そのラウンドで穴に入れたモグラだけが次のボード上に残れる仕掛け。
4ラウンドで、どんどん穴の数は減っていき、最後は1つの穴を奪い合います。
最終ステージには4匹しか進めません。

感想
秀逸なアナログの仕掛けはボードゲームの醍醐味を感じさせてくれます。
一枚一枚ボードがめくられて、地下へ地下へモグラが潜っていく様子は、はらぺこあおむしや、いないいないばぁあそびなどの穴あき仕掛け絵本の中で遊んでいるようです。
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
最後に金のスコップにたどり着くのも物語のエンディングのようなきれいな終わり方です。
このアイディアを思いついた時点で勝ちですよね。
ゲームシステムも分かりやすくあっさりとしていて2~3回続けてやってみようとなるくらいの面白さは保証されてます。
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このゲームで思い出すのは、まだ小学校に入る前だった甥っ子が隣で見ていて、お父さんに勝って欲しくて勝って欲しくて…
最後は私が勝ったのですが
もう大号泣!
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いつも頼りにしているお父さんは必ず勝つものだと信じきっていた甥っ子。
負けたのを見てビックリして号泣しちゃいました。
親の存在が絶対的だった時期、私もあったかなー。
子供時代の独特な世界の捉え方って忘れちゃうんだよなーとしみじみ思いました。
このゲームを見るといつもそのときのことを思い出します。