ゾンビ陣営対人間陣営の対戦ゲーム。
1人がゾンビを動かし、人間側プレイヤーは4人まで参加可能。
朝までに規定数のゾンビを倒すシナリオや、町中央の洋館にゾンビが入り込まないように篭城するシナリオなど、色々なシナリオで遊べます。
ざっくり
ゾンビ→人間4キャラクター→ゾンビ→人間4キャラクター…の順番で手番を消化していきます。
シナリオで決められた時間制限以内に人間はクリア条件を満たすことを目指します。(規定ラウンド、生き残ることが目的のシナリオもあります)
ゾンビは基本1マスずつしか動けない
ゾンビは建物の壁を抜けられる
人間はダイスの目分進める
人間は建物を探索する場合移動できない
探索するとデッキからカードを引ける
人間は銃火器を持っていれば遠距離攻撃が出来る 破壊判定あり
手番の終わりに同じマスにいるゾンビと人間は戦闘判定。
人間(素手)ダイス2個、ゾンビダイス1個で勝負。
同じ数の場合、ゾンビが勝ち。人間1ダメ。人間のライフは2~3。
ゾンビより大きい数字を出せば人間が勝ち。戦闘を切り抜けたということでノーダメージ。ゾンビもそのまま。
ゾンビより大きい数字かつ、ゾロ目だった場合、クリティカルでゾンビを除去。
こんな感じの基本ルールに、それぞれの陣営のカードの効果が乗っかってさまざまな展開を作ります。
たとえば、ゾンビが1歩以上進むカードで急に間合いを詰めてきたり
建物内なら急にゾンビが現れたり
通り抜けようとしたドアが開かなかったり
ダメージをくらわなかったことにしたり
窓を発見した設定で壁を抜けられたり、武器カードもあります。
アイテムカードの所持は1キャラクター4つまでの制限があり、そのうち武器は2つまで。イベントカードの制限はありません。
今プレイのようす
麻呂を入れて3人でプレイ。
初回の麻呂のために、はじめは入門編のシナリオ。15匹のゾンビを15ターンで倒せば人間の勝ち。
ゾンビはタイ太郎
人間がほうみと麻呂です。2キャラずつあやつります。
動かし方とか、戦闘方法、射線の通り方、カードの効果などを確認するためにぴったりのシナリオです。教えながらほうみとタイ太郎も久々だったので確認します。
人間側は建物で武器を集めて、距離をとりながら仕留めていくのが基本的な作戦です。
麻呂は初めからリボルバーをもっているアンダーソンを過信し、俺がやってやるぜ!とゾンビを待ち構えます。
リボルバーは遠距離攻撃成功に4以上の出目が必要な上、1が出たら弾切れで捨て札。他に能力もないしアンダーソン弱っ!というのが私たちの下馬評だったのですが、素手の戦闘の厳しさを肌で理解してもらうため、あえて軽~い忠告だけにして様子見です笑
せまりくるタイ太郎のゾンビ包囲網。
案の定2体ほど撃ったあたりで弾切れを起こし、3匹のゾンビに囲まれるアンダーソン!
しかし何故か素手のアンダーソンが大奮闘。6ゾロ2連発。
ノーダメージどころか2体のゾンビを倒すことに成功です。
その後ほうみのジョセフ神父も2体以上のゾンビに囲まれたときのみ使えるカード、「ヒーロー的解決方法」でトランス状態に入り、ばったばったゾンビを倒していきます。
一人の犠牲者が出ましたが、残り2ターンで15体を退治。人間側の勝利です。
こりゃ面白いとなかなかの評判なので町から脱出するシナリオもプレイ。
ほうみがゾンビで、タイ太郎と麻呂が人間です。
このシナリオでは人間側は探索によって町中から「ガソリン」「鍵束」の2つのアイテムを集め中央のトラックに集合できたら勝利です。
増え続けるゾンビを排除するキャラと、探索をして必要な物品を集めるキャラ、役割分担して力を合わせないといけません。
初期メンバーはこちら。
人間側の思惑としてキーアイテムのひとつ「ガソリン」を給油所で入手しようとしてくるのは必至。※建物によっては探索でデッキから直接特定のアイテムを手に入れられる建物があります。
「そうはさせないわ!」とゾンビプレイヤーのほうみはゾンビを建物に充満させてかつ、立ち入れなくする占拠マーカーを置けるカードを使用。これはどの建物が指定されるかランダムなのですが、給油所どんぴしゃとは行かないまでも隣のジャンクヤードに大量にゾンビを配置することに成功。ガソリンを取りにきたプレイヤーをうまくすれば囲むことが出来ます。
タイ太郎、麻呂くんは移動ダイスが振るわず、1ターンで給油所に届くのはジョセフ神父のみ。武器が揃わない序盤、素手でゾンビであふれかえる建物の隣に入るのは抵抗がありますが、
ゾンビ1歩移動→次ターン探索→ゾンビ1歩移動・・・間に合うだろうと判断して給油所に入ってきました。
ガソリンを見つけ最重要人物となったジョセフ神父。そこでほうみはダイスの数の分だけのゾンビを1歩進めるカードを使用してジョセフ神父に追いつき3匹のゾンビで襲撃します。
でも、ゾンビのダイスが振るわず1ダメのみで逃げられてしまいます!
やば!あと鍵だけだ!
町の南東に集まり、迫るゾンビを避けながら鍵束を探す人間たち。
アイテムを集めるうち戦闘に秀でたキャラクターが生まれます。
地元アメフトチームのクォーターバック、ジョニーです。
破壊判定はあるがダイスをひとつ増やすバットと
6がひとつでも出ればクリティカルでゾンビを除去する肉切り包丁の二刀流。
しかも若さのある彼は手番に移動も探索もしなければ体力を回復させることも出来ます。
このかなりの強キャラとなったジョニーとジョセフ神父で建物外に溜まったゾンビを一掃しつつ町中央のトラックに給油しに外に出てきました。※ガソリンは持っているだけではダメで、持っているプレイヤーがトラックマスで1ターン消費する必要がある
ジェニーとビリーは食堂と病院で鍵束を探しています。
この時点でビリーは手負い。ちょっと感染してるっぽい状態。
※回復してもあと一発ダメージを食らったらゾンビになってしまう。
ジェニーは壁際からショットガンで近づくゾンビをやっつけてきます。
そこでこのカード「ぶよぶよ」
銃器を捨て札にするカード。
更にゾンビが出現してジェニーを奇襲。
麻呂「もうジェニーよくない?1人やられたら1人追加でしょ?」
タイ太郎「いや、やられた主人公はゾンビヒーローになるよ」
そう、上級ルールではライフのなくなった主人公はゾンビ化するのです。しかもダイス2分の1の目の歩数分歩けるし、生前のライフを引き継ぎ、2~3のダメージを与えないと倒せないハイスペックゾンビです。
麻呂「え!やばいじゃん!」
念を押してほうみはゾンビのダイスを2個増やすカードを使ってジェニーにとどめを狙います。
そこでタイ太郎がジョセフ神父の能力、信仰心を発動。
これは神父が1ダメくらってダイスを振り出目3以上でゾンビカードを何でもキャンセルできる能力。結果は…成功!ジェニーはゾンビを倒すことはできないまでも何とかダイナーを脱出。
しかし、この信仰心の1ダメが悲劇生みます。
次ターン、トラックに2体同時にゾンビが進入。
主人公が複数いるマスにゾンビが1匹であれば、誰が戦うのか人間側が選べるので今回のジョニーのような強キャラが他のキャラをかばうことが出来ます。
でも複数こられちゃうととりあえず均等に戦わなくてはいけません。これによりジョセフ神父がゾンビと対峙しなければいけなくなり…
ああ…ジョセフ神父…
ジョセフ神父がライフを切らしゾンビ化!所持していたガソリンも捨て札です。
追加された主人公は看護師ベッキー。病院が初期位置で鍵束を探します。
給油が出来なくなり、トラックにいる意味も無くなったジョニーはさっきまで仲間だったジョセフゾンビにとどめを刺していったん皆の元に戻ります。
病院が停電になったり、ジェニーがやられてゾンビ化したりという展開のあと、ビリーがついに見つけた鍵束をベッキーに託すことに成功。ジェニーの代わりに追加された久々登場のアンダーソン保安官が手薄になった給油所でガソリンをゲットします。このまま無事では返さない!給油所を停電(強制1マス移動)させて大量のゾンビで追い詰めます。
いつものようにリボルバーも弾切れ、アンダーソンピンチ!
その頃、近接最強武器のチェンソーを持ち、病院で皆のサポートのイベントカードを引く役割を充てられていたビリー。ひっそりと攻撃をミスしゾンビ化…。
さらばビリー
これで主人公の脱落は3人目。時間切れの前にもう一人脱落者が出ればゾンビの勝ちです。
代わりに入ったよそ者ジェイク。給油所に助けにいこうにも中は停電でどうせ間に合いません。(ライターを持っていれば通常通り進める)
残り4ターン、ガソリンを手に入れるにはアンダーソンを助けに行くしかない!ベッキーとジョニーが給油所に向かってきます!
あと一歩!このドア1枚の先にガソリンがアンダーソンが!
早く外に!アンダーソン!
ざんね~ん!
ほうみが鍵のかかったドアのカードを使用!
必ずと言っていいほどこのカードは重要な場面で仕事しますね!
追い詰められたアンダーソンがゾンビにやられて4人目の脱落。
ゾンビプレイヤーほうみの勝利!
ジェイク出番なし!
感想
今まではタイ太郎と2人プレイだったので、3人は協力プレイの感じが出てもっと面白かったです。
ゾンビ映画、ドラマあるあるなカードの効果が絡み合ってさまざまな展開が生み出されてとても楽しいです!もはやカードゲームでしょ!っていうくらいカード強め。
カード内容は思わず笑えるのもたくさんあります。同じゾンビボドゲのゾンビ15はさつばつとしてたのに比べてこちらはB級感満載でポップに遊べてgood。付属CDのBGMもちょっと格好いいのがあったりして全然こっちの方が好み。ゾンビ15は数回遊んで眠らせちゃってるなぁ…。
ダイスにカードにと、ごらんのとおりの運ゲーですけど、もともと我が家はこういうストーリー性を感じるボードゲームが大好物なので、同じような嗜好でゾンビも嫌いじゃないという人にはおススメ。競い合うっていうより盛り上がって楽しい時間を共有するっていうゲームです。2人でもけっこう楽しいです。