ノアの箱舟
直球のバランスゲーム。
内容物
ざっくりルール
手番が来たら動物カードを引いて指定された動物を置く。
他の動物を落としたり、手が触れたりしたらアウト。
落としちゃった、触れちゃった動物は自分の前においておく。
手番が来たらカードを引く代わりに前の動物を置く。
自分の前の動物を置ききらないと、手番が来てもカードが引けない。
ゲームの終了は
①山札が無くなる
②誰かが全ての動物を落とす
どちらかで終了。
あーやっちゃった
全部落とした人は即負け。
残った人のカード枚数で勝負。
感想
ほうみ的、このゲームの主役は
他のフィギュアに比べてあまりにも巨大に作られたゾウ、、、
と見せかけて実はこいつ!
ワニ!!!
ゲームの展開はどうなるかっていうと
序盤、みんな真ん中は置かないんです。
なぜかって言うと
ゾウを配置できるのは、この真ん中か、
偏った動物群の反対側だけ。
みんな自分がゾウのカードを引くかもしれないので、真ん中はあけておく作法を身につけていきます。
でももう置けるところがなくなって誰かが真ん中に何かを置いたら・・・
ゾウカードを引いた瞬間立つ、負けフラグ。
チャレンジするけど…
まあダメだよね。
落ち方がけっこう味があります。
一旦、片側が全部落ちて、反対側の動物が真ん中に引っかかるんだけど・・・
結局重さのバランスが崩れて、反対側に傾いて全部落ちる。
この動きかなり船っぽくて好き。たまらない時間差。
盤面が煮詰まったそこからは、ゾウを引いたら即負けのサドンデスなんですが
ゾウ引きたくな~い・・・
そこで出てくるのがこいつ!隠れた主役!ワニ!
このワニをですねー、こう・・・いい感じに配置しておくと・・・
いざゾウを引いたときワニの反対側に置くと、こうやって出っ張りに突き刺さり・・・
逆サイドに揺り戻しが来たときに、引っかかって残るときがある!!
どれだけカードを持っていても全部落としちゃったらご破算、というクリティカル負けを回避出来るのです!
ワニ残ってるぞーーーー!!!
もうどこにもゾウを置く場所が無いときに、自分だけが知っていて発動させることができるラストチャンス!(運が良いと成功する)
というワニ作戦。
仕込んでるときは楽しいですよ。
何も考えずに最後のゾウを置いてる人と比べれば、勝つ可能性は数%上がっているはず!
こういうみんなあんまり勝ちにこだわらないゲームで無駄に勝率を上げるストラテジーを見つけるのがなんか楽しい笑
家族キャンプへ持っていきました。
老人、子供もすぐに一緒になってプレイできるし、多人数だと盛り上がって面白かったです。
手元が暗くてもプレイ可能で、水に弱いコンポーネントはカードくらい。野外で遊ぶのにはいいゲームでした。
「ワニに乗る?」よりルールはスッキリ、かつ多人数対応なのは好印象。
一家にひとつ、バランスゲームならコレ!ってほどのゲームではないですけど、大人が遊んでてしょうもなくは感じない位のバランスゲームではありました。