バイソン将棋
アレックス・ランドルフ作。2人専用。1ゲーム10ー15分くらい。
届いたその日に遊んで、ピンとこず、1年間、棚で眠った作品。
久々に出して落ち着いてプレイしてみたら、
「こうやって遊んだらまあまあ遊べる」
という我が家での遊び方が発見できました。
ざっくりルール
非対称の2人用ゲーム。
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コンポーネント 箱をあけてボードをどかしたところ
バイソン側とインディアン側で勝利条件がちがう。コマの数も動きも全然ちがう。
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バイソン側は将棋で言う歩の動き。前に一歩すすむだけ。
勝利条件はどれか一頭でもインディアン側の川をこえたら勝ち。
インディアン側は
王将の動きをする酋長1人と
飛車と角を合わせた動きをする犬4匹をあやつって
バイソンを阻止できたら勝ち。
犬はバイソンの行く手をはばむだけ。
インディアンはバイソンを除去できる。
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感想
私たちレベルの読み合いだとインディアン側がもうマジに圧倒的に有利。
バイソン側は1手の無駄もゆるされないシビアさを求められる感じ。
バイソンでぬるい手を打ってると、意外と足のはやい酋長がじわじわやってきて無慈悲にバイソンが刈り取られていきます。
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そのアンバランスさに「なんだこりゃ」って感じで深く考えずに眠らせてしまった前回。
今回は数ゲーム続けて交代で遊んでみました。
するとなんとなく、バイソンでの勝ち筋がうっすら見えてきて…
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とかさ…
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とかね…
だんだん、いかにバイソンで勝つか、なんらかの作戦を思いついた方がチャレンジするような雰囲気になってきました。
それは、
2人で対決してるっていうより、
まるでファミコンで難易度の高いアクションゲームをかわりばんこに挑戦してるって感じ。
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もちろんインディアン側は全力を尽くして最善手をこころがけます。
んでバイソンが勝つと「おーー」「こうやって勝つんだー」ってちょっと盛り上がります。
そしてなんとなく対策されて少し難易度が上がり、また攻略法を見つけようとするのをくりかえす…
という、片方が主人公で片方がコンピューター役をつとめてるみたいな、なんだか他にない不思議な味のするゲームになりました。ウチでは。
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ジーピーさん、こーゆーの1人用ゲームでつくって!
パッケージも実写をリアルな絵にしてるタッチが、どことなくファミコンソフトっぽくない?