ざっくり説明
能力の違うキャラクターを操って森林火災を鎮静化させる協力ダイスゲーム。
プレイヤーの手番と、炎が増えるフェイズが交互にあって、無事すべて鎮火できれば勝利です。
同じ消火系協力ゲームのフラッシュポイントとの違いは
・消火活動はダイス目で行う。火を消すには6つ中4つのダイスがタイルの示すお題との一致が必要。ダイスは1つでもお題と一致していれば、何度でも振りなおしてOK。ですが、ひとつも一致しなかった場合はバースト。消火どころか炎が増えます。
・ボードが毎回、カタンみたいな6角タイルの組み合わせなので毎回違うボード
良いダイス目を出した時に得られるランダムで引ける褒章トークンが、様々な便利アイテムのように機能
・勝利条件は要救助者の救出ではなく、燃え尽きるタイルを規定以下に抑えて、火をすべて消すこと。
・燃え切ったタイルには延焼しないので、戦略的にタイルを捨てることが大切。
・風向き、風の強弱の概念があり、延焼する方向性、範囲が決まる。
ここが熱い!
やっぱりピンチになった時のなんとかしなきゃ感!
淡々と炎を封じこめて勝利しても、まあまあ楽しいですが、やはり困難が起こってそれを乗り越えてこそ満足感があります。
●ホットショットにおける二大ピンチ状況
①1つ消せればいいのに、まさかの一発バースト
※このように2人で1つのマスにいた場合、バーストしても1回までセーフになる。状況が許すならば固まって行動するのがいい。
ダイス目が偏れば一発バーストも余裕で起きます。
バーストの場合、炎トークンが増えます。さらに炎が増えるフェイズもいつもどおり発生します。真に恐ろしいのは自然ではなくヒューマンエラーなのです。
タイルが載せられる炎トークンが許容量を超えるとタイルは消失します。
その際、周りに炎を拡散させます。上はガソリンタンクが燃えた場合。
さらにタイルの焼失に巻き込まれると、ペナルティとして、ダイスが1個減ってしまいます。
失ったダイスは前線基地のタイルまで戻り、そこでターンを終わらせると回復できます。
このシステムは、フラッシュポイントよりも良いですね。
消防士が傷ついた感が出てます。
フラッシュポイントは爆発に巻き込まれた消防士は近くの救急車から再スタートでしたからね。自爆ルーラ的なことができなくなりました。
前線基地から遠いところの消火に挑戦しに行くときは緊張感が生まれます。
②最恐カード「強旋風」
デッキに1枚だけ入っている強旋風のカード。人間の作った備えを楽々超えて一気に炎が燃え広がります。次々に土地が炎の許容量を超えて焼け野原になって行きます。まさにパニックムービー。
感想
あれやこれや相談しながら30分程度で終わるので遊びやすいです。
ダイスをメインシステムに使った協力ゲームは家にはあまりなくて珍しい。他はエスケープくらいかな?フラッシュポイントよりセットアップが簡単なのもいいところですね。