ダイヤモンドのリメイク。洞窟に入って宝石を手に入れるゲーム。
巷で言われるように奥に進むか、戻るかのカードがわかりづらいので、碁石や消しゴムやヒトコマを握るか握らないかで行く行かないの意思表示にしています。
カードは使わずヒトコマ使ってます
ざっくり
5ラウンドあります。
ラウンド中、カードを1枚ずつめくっていきます。基本的にカードは宝石がもらえるカードと災厄カード。
宝石が出たら今いる人数で山分け。余りは放置。
1枚目が7だった
4人なら1個ずつ分けて3つあまり
カードをめくるごとに、プレイヤーは奥に進むか、帰るか、意思表示します。
せーーのでオープン
大量宝石カードだ!
いるメンバーで山分けして・・・
次のカードはどうしよっかなー
まだいきまーーす
あ!災厄だ!(一枚目)
災厄カードが出たら1枚目はセーフ、同じ種類の災厄2枚目はアウト。
2枚目が出た時点で残っているプレイヤーはこのラウンドで手に入れた宝石をすべて没収。
せーーの!ほうみは帰りまーす
帰るを選択したプレイヤーはこれまで余った放置された宝石をもらえます。
そしてこのラウンドで手に入れた宝石をメーンキャンプに保管します。ここに入れた宝石は失われることはありません。
残ったプレイヤーは洞窟探検を続けます。人が減った分宝石の取り分が増えます。災厄が出ないことを願うばかり。でも…
残念!今回の冒険はここまで!
もし残っているのが一人になったら!そこからめくられる宝カードは独り占め!
夢のあるゲームです。
5ラウンドやって一番テントに財宝が入っている人が勝ち。
感想
株ゲーム?運ゲーじゃないの?
「人の行く裏に道あり、花の山」
「株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならないという格言。(出典:野村證券ホームページ)」
まさにそのメリットと実現の難しさを体現しているゲームです。
基本、人の逆をやることが一番得するゲームなんですよ。
皆が残るときに帰る⇒余った宝石を独り占めウマー
皆が帰るときに残る⇒ひとりで宝石カード独占ウマー
でも皆慣れてくると同じこと考えてるから
残るべきときにあえて帰る人と、やっぱり残る人とバラけるようになります。
なかなか単独で行動することは難しいです。
でも時々!自分以外のプレイヤーの思考がきれいに統一されて、たった一人のマイノリティになれるときがあるんですよ!
運とタイミングと決断が呼ぶ
帰ることで大量の余りを独り占め、もしくは単独で洞窟を進んで宝石独り占め。大量得点チャンス!決まると気持ちいー!!
まあそういうバッターボックスに立てる機会自体が少ないですけど、それは証券市場の世界も同じです。選択次第で自分だけが逆にいけるような状況自体があまり無い。だからこそそういう状況でうまく逆をついた人が巨万の利益を出して伝説みたいに語られてたりして。
皆が同じことを考えてる中で、チャンスがそもそも少ないってことを体感できるあたりもリアルな株ゲームって感じしませんか?
まあ、そんなこと考えなくてもルールは簡単だし、盛り上がるし、考えどころもあるし、8人までできるし、パーティゲームとして超優秀。これは持っておいて損しないゲームです。コンポーネントも値段の割りに良いです。
ちなみに3~5人でプレイするのか、7~8人でプレイするかで、かなりゲーム性が変わります。
大人数のときでプレイすると、山分けできないカードがざくざく出てきます。
たとえば8人でプレイしてて7以下の宝石カードが出た場合、山分けできませんので、丸々カード上に残されます。
するとどういうことが起こるか。
7~8人プレイのときは、「災厄が1枚も出てないのに帰るプレイヤー」が出てくるんですよ。
ここが少人数プレイと大きく違うところで、読み合いのレベルが1段上がります。
だから3~5人プレイでピンと来なかった人がいたら、大人数で1度遊んでみて欲しいです。