タギロン
論理的な数字当てゲーム。15~20分くらい。2~4人。
ロジカルな推理ゲームはワードゲームと同じくらい大人のお客さんには好評。これも人気な作品。
ざっくりルール
数字のタイルが20枚。
赤の0~4、6~9
青の0~4、6~9
緑の5が2枚。
裏返して混ぜてひとり5枚引いて、ついたての裏で並び替える。
・数字は小さい順
・同じ数字は赤が先
こういうカードが6枚並んでる。
1枚選んで相手に質問。
選ばれたカードは捨て札で空いたところに新しい質問を追加。
2人で遊ぶときは相手の5枚のタイルを当てたら勝ち。
・数字当てチャレンジは質問の代わりに行う。
・外れても即負けではなく手番が終わるだけ。
・先手番が当てた回に後手番も相手を当てれば引き分けに持ち込める。
3人で遊ぶときは5枚ずつ手札で場に残った5枚を当てたら勝ち。
4人で遊ぶときは4枚ずつ手札で場に残った4枚を当てたら勝ち。
・チャレンジはわかった人が早い者勝ち
・外したら脱落する
むずかし楽しい
相手のタイルとか、配られてない抜け番を当てるゲームはいくつかうちにあるけど、タギロンはけっこう難しい部類に入る気がします。
「赤のタイルは何枚?」「2枚」って聞いた後
「ってことは青が3枚か、しめしめ…」とか思ってる人甘いですよ。
緑の5があるので。
こういうケアレスミスが命取り。必ず最後に間違った答えに行きついてしまいます。
確実なファクトの積み重ねが必要です。
なんていうか、他の数字当てゲームとか推理ゲームって
相手の行動とか理解度で相手の手札がちょっと予想がつくときあるじゃないですか。
とかさ
↑四人の容疑者
なぜその対戦相手がそう言えるのか、理由はわかる、みたいな状況がある。
なんかさ、タギロンはそれが全然できないんですよね。
「え?いや、できるよ?」
っていう高い処理能力を持っている人もいると思うけど
私の脳が残念な出来なのか、タギロンではそういうのができない。
相手の視点を踏まえた思考ができない。
このあたりに他と一線を画す難しさを感じます。
でも楽しい。
感想
今までずっと2人でやってたんですけど、最近3人プレイの面白さに目覚めました。(2人は2人で間違いなく楽しいよ)
3人プレイは、なんか対戦っていう感じが薄れるんですよね。
大人3人が、難易度の高いチャレンジをしてるから
「相手に勝ちたい」っていうより
「『おー、分かったんだ!すごいね!』って思われたい」っていう
マインドに変わります。
似てるようでちょっと違う感情。
数独とかクロスワードパズルとかの知的パズルを、人に見られながらやってる感覚、っていうのかな。
そんな経験はあまりないけど、もしあったとしたら結構燃えるシチュエーションじゃないですか。
いいとこ見せたい!的なヘルシーな承認欲求が沸き上がってくるっていうか。
タギロンは相手にずっと解いてるところを見られてるわけではないけど
同じ質問に答えて、同じ材料を与えられて、難しさを共有してやってるとプレイを互いに見合っているような気分になってくるわけです。
相手より早く当てたいっていう競争的な焦りも少しはあるんだけど
基本的には「勝ち負け」っていうより
「みんなで難問にチャレンジ!」「とりあえず当てたい!」
「『当てた人すごい』が欲しい!」っていう感が強め。3人プレイでは。
1度始めたら、間違ったままでは終われない。
とりあえず1回当てるまでやりたくなりますよ。