キングオブトーキョー
大きいダイスをジャラジャラ振って怪獣同士を戦わせて最後まで生き残るか、勝利点20点まで駆け抜けるか争うゲーム。大味ながら怪獣のカスタマイズの楽しさもあって良いゲームです。
ざっくり
一人1匹の怪獣を担当。ライフは10。
自分以外の怪獣のライフをゼロにするか、勝利点を20点稼いだら勝利。
手番が来たらダイスを振ります。気に入ったダイスを確保しながら全部で2回まで振りなおせます。
ダイスの内容は、攻撃、回復、エネルギー(お金)、勝利点。
攻撃は「東京ボードの上にいる怪獣1匹」対「それ以外の多数」で行われます。
東京にいる怪獣が1匹。そのほかは周りに配置。
東京にいる怪獣の攻撃はそれ以外の全員に当たります。
東京以外の怪獣の攻撃は東京にいる怪獣だけに当たります。
相手に余裕を与えるとボコボコにされます!
手番の初めに東京にいる怪獣は勝利点2点もらえます。
しかも攻撃も全体化マテリアついてるしいいじゃん!と思いきや、
東京にいる怪獣は回復ができません。ハートが出ても無駄打ち。もちろん振りなおすけど、3投目で出たら無駄打ち。
次の手番も東京にとどまってれば2点貰えるのが大きいので、できればとどまりたいのですが、もう1周耐えられるかはどれだけ他プレイヤーの体力を削れているかによりますね。他プレイヤーが回復にダイスを割いてくれれば猛攻が和らぎますから。
そして自分では東京から引けません。東京から引けるのは誰かから攻撃されたときのみ。攻撃してきたプレイヤーと入れ替わるかどうかは、東京のプレイヤーが決めます。余裕があれば残るし、ライフが心細いならチェンジ。
あるある
ようやく帰った~と安心していたら攻撃のダイス出しちゃって
引っ張り出されて集中攻撃されて退場。いくら勝利点を稼いでいても退場すればそれまで。あの世まで勝利点は持っていけないのです。
感想
出会ったばかりの若干まだ気を使う間柄でゲームするときは、1ターン目から勝利点を集めまくりましょう。そういう人間が勝ちます。
容赦なくしばき合える間柄でゲームするときは、とにかく「いのちだいじに」で行きましょう。
まあやはり、このゲームはライフがやばいときに、意図せず3投目で張り手出しちゃって引っ張り出される悲哀が笑えます。
攻撃された側は生さつ与奪の権利を与えられたに等しいです。
ここで勘弁してあげるのが初対面の間柄。
容赦なく引きずりだすのが慣れた間柄です。
あと、場に特殊カードが3枚並んでてエネルギーで買い物できます。
勝利点をもらえる使い捨てのカードや、永続的に効果が持続するカードもあります。
このカードでできる怪獣のカスタマイズが楽しくて、2,3回は続けてやりたくなります。
結局ダイス次第で運要素強めですけど、戦略、駆け引き、カスタマイズと、いろんな要素が詰まった楽しいゲーム。夫婦二人対戦ではやらないし、世界観について来れないご年配の方ともやらないけど、ボードゲーム始めたばかりの人とだったら、すぐに遊べて盛り上がるゲームなので、たまにプレイしてます。重いゲームの間にはさむのもいいですよね。なんだかんだ長く愛される名作だと思います。