111カードゲーム
カードゲーム。手札の12枚。配られた順番を勝手に変えてはいけません。
場に出ている3枚のカードと手札を入れ替えてカードを昇順に並べた人が勝者です。
ざっくり
ルールはとても簡単。
配られた12枚の手札(2-111)を左から右の昇順にできたらアガリです。
場には裏返しのカードが3枚。
そのうち1枚を選んで必ず手札のどこかにいれなくてはいけません。
そして、入れた場所の両隣りのカードのどちらかを、場に戻します。
端っこだったら、飛んで反対側の端もOK。
誰かが出して表向きのカードも選んで手札に加えてもOK。
三種類全部オーブンされていた時だけ、リセットで場のカードを流して新たに裏向きの3枚を出してもOK。
このゲームは点数性。
あがった時のカードのピエロの数分得点です。ピエロの数は1-4。
高得点を狙える手札もあれば、安い手札もあるということ。
あがった人にはボーナス5点。
誰かがあがったらそれぞれの手の中で一番長い昇順になっている部分のカードのピエロを数えて得点。誰かが上がっても途中点は入ります。
得点をメモして誰かが60点取ったら勝利。
時間がなかったら何回勝負、とかでも別にOK。
感想
これはかなり面白いです。
プレイしてる感覚が一番似てるのは実はマージャン。
・上がりづらい初期手札、上がりやすい初期手札があるのはマージャンの配牌と同じ。
・スピード重視で安い手で上がるのを目指すこともできるし、じっくり高得点を狙った重い手を狙うこともできる。
・誰かが上がらないかずっとドキドキしてる感じ。
もちろん、セットコレクションではないし、捨て札の回しとかは操作しきれないし、相手の上がりカードを読むとかも出来ないけど、上記3点は似ているのでライトなマージャンをしているような気分になります。
数字並べってことで、ラッキーナンバーやラックオーとも似てるけど、
カードごとの点数の違いがある点でラックオーより深い。
(ラックオーのシンプル&レトロ感も好きだけど)
完成図が多彩っていう点でラッキーナンバーより飽きない。
(ラッキーナンバーのあと1枚のツモり合いも盛り上がるけど)
ラッキーナンバーは大体どこにどの数字を入れたらいいか毎回同じように収束していくのに対して、111カードゲームは最小70台とかからスタートでも狙えるといえば狙える。
逆転のための早上がりを目指すには、か細い道を通らねばならないときもあります。自分でそのイバラの道に舵を切れるのが面白い。
ルールは簡単だし、5人まで遊べます。
ゲーム会の最後、残ったメンバー3人で残り30分でルールを把握するところから遊び始めたけど、盛り上がったなぁ。記憶に残りました。
ほうみは「クウィックス」といい「ザ・ゲーム」といい、この作者のゲームはすごく性に合います。
傑作。安いしおススメ。