以前とあるゲームサークルでメンバーが揃うまでの間にサッとできるゲームとしてやらせてもらったのが「STARREALMS」というカードゲーム。
こんな感じの長いダンボールにガサッと入ってました。(拡張満載だったんでしょう)
「このゲーム初めてだったらこのへんかなー」
と一部を取り出してプレイさせてもらいました。
デッキ構築のカードゲーム。
宇宙がテーマで、戦闘機やら基地やらが出てきます。
ドミニオンとの最大の違いは手に入るカードのラインナップが完全ランダムってこと。
5枚くらいだったかな?デッキから並べられてそれを買う。
売れた分は補充。
ドミニオンみたいに購入できるサプライが手番ごとに一定ではないので、運の要素が大きいのです。
でも準備は簡単だし、コンボは気持ちいいし、コレがかなり楽しい。
そのときは名前を知らなかったのですが、後日ふと思い出して、あのゲームは何だったのかなーと検索して名前を知りました。
欲しいなーと思いましたが、日本語版は未発売だし原版も日本では高くて手に入りづらい…
すると同じようなシステムのレルムズという名前のつくゲームがいくつかあることが分かって、その中で日本語化されていたのが今回のクトゥルフレルムズ。
クトゥルフテーマも好きだったので購入したのでした。
ざっくりルール
手番が来たら自分のカードを望むだけプレイして、買い物と相手への攻撃を行います。
買ったカード、プレイしたカードは一度捨て札にしてデッキからまた5枚までドロー。
デッキから6枚開けられたカードから選んで買い物
デッキが無くなったら捨て札をシャッフルして新しいデッキにするのはドミニオンと一緒です。
先に相手の正気度(ライフ)をゼロにした方が勝利です。
ライフ50を先にけずると勝ち
カードにテキストはなく、コンボはこんな仕組みで起こります。
ちなみに建物カードはプレイしたら自分の前に出しっぱなしです。ある限りずっと効果を発揮し続けてくれます。
でも、このゲームにおける建物は紙くずほどの強度。
建てては壊され、建てては壊され…
ルーンエイジとかの建物は結構硬くてその後のコンボに寄与してくれますが、クトゥルフレルムズの建物はすぐに捨て札に送られます。
思ったようにコンボに使えず一時の弾除けみたいな感じですが、逆に言えば相手の建物を壊せないとかなり不利になりますね。
感想
買い物にせよ攻撃にせよ、強いカードが手札に集まるようにデッキを煮詰めていって勝利するっていう基本部分は、他のデッキ構築ゲームと同じですね。あとはコンボを狙って色やカードの構成を考えて買い物していくって感じですかね。
毎回並ぶカードがランダムなので軽い雰囲気で遊べます。1ゲームがセットアップ込みで25分ほどなので気軽にプレイできるところがお気に入りです。
ただし、このゲームはカードのキャラに対する思い入れが一番難しい笑
ラヴクラフトを読んでいないニワカな私たち夫婦にとっては「全員誰?」状態。
クトゥルフなのにイラストがポップで、なんだかそれぞれイジられてるっぽいんですが…
SPF5000塗ってるガストさんとか…(紫外線苦手なのかな?)
見るからに化け物なのに帰宅したビジネスマンみたいな格好のミ=ゴさんとか…
招待客リストにないよって締め出されてるハスターさんとか…
サンドイッチで釣りしようとしてる半漁人みたいなキャラとか…
窓ガラスに顔ゆがむほど顔をくっつけて外見てるアラン・ホールシイ博士とか…
リボンっぽいものつけてるたこみたいなバケモノとか…
脳みそ割られて出てきてる液体に対する「滑りやすい注意!」みたいな注意書きとか…
これは見る人が見たらクスッとする描き方なのでしょうけど、原作知らないから全然面白さが分からない。
それが逆に面白い笑
ラジオで全然知らない内輪の人のことでDJが盛り上がってるのを聞くと、全然わからないけどなんとなく面白いみたいな笑
遊びやすいデッキ構築ゲームですのでどこかで見かけたら、クトゥルフ初心者おいてけぼりのアートワークにも注目して遊んでみてください。