ディクシットのシステムを使った協力ゲーム。恐ろしい事件を解決するために屋敷に住む幽霊となって、降霊会で霊能力者たちに幻を見せて、事件解決のヒントを与えます。
ざっくりルール
一人のプレイヤーが幽霊役。残りが霊能力者役です。
霊能力者コマ
幽霊役だけが、犯人、犯行現場、凶器を知っています。
上から、凶器、犯行現場、犯人
場に並んだそれらの候補の中から、霊能力者役に正解を選択してもらうために、探偵に、幻でヒントを啓示します。
犯人はこの中の一人。
幻は、いろいろな意味にとれそうなイラストが描かれたカードを提示することで表現しています。
これだと思ったらコマを置いて回答
規定のチャンス以内に霊能力者役が幽霊のメッセージを汲み、3つを正解できれば勝利。
感想
我が家でのミステリウムの位置づけは
2人でできるディクシット。
ボードゲーム初めてのお客さんと3人でやるとき出してくるゲーム。
ディクシットはとても面白いですが、お題を出す人が必要なので2人ではできないですよね。ミステリウムはゲームのシステムがお題を出してくれます。
なので、2人でも
「イラストを使ってメッセージを伝える」
「物事のとらえ方の違いを楽しむ、一致を喜ぶ」
「推理する楽しみ」
というディクシットのコアな部分を楽しむことができます。
3人目のお客さんを交えて、意図伝達系のゲームをしたいときには重宝します。
コードネームとか、本家ディクシットって4人以上いないと面白くないので。
ただ、逆を言えば、4人以上いたら、好きなお題をつけられる自由度の高さを持つ本家ディクシットのほうが盛り上がるかな。プレイヤーの個性がもっと出て、爆笑の瞬間が生まれますから。
幽霊は手札がどうにもならないときは、全部捨ててリセットすることができます。
その時はついたての洋館のふちにカラスを差し込みます。
回数制限ありの行動なので、カラスが増えて不吉になってくる感じが、雰囲気出てます。
あと、今出した幻カードは、このプレイヤーに向けた夢ですよ、というのを示すためだけに、わざわざ探偵の顔のタイルがついてます。幽霊役は一言も発しなくてもゲームできるようになってるんですね。
キャラクターの顔タイルを、ついたてとテーブルの隙間から押し出すのですが、ポルターガイストチックでいい感じです。
3人以下のディクシット的なゲームとしておススメな作品です。