メモダイス
記憶力を問うメモリーゲーム。ちょっと他の作品と使う脳みそが違います。
内容物
ざっくり
手番が来たら色々な図柄が描かれたダイスを振ります。
皆で確認したら出た図柄の色のカップで隠します。
次のプレイヤーも同じようにダイスを振って同じ色のカップで隠します。
カップは各色3つしかありません。
もし、4つ目のその色のダイスが出たら黄カップで隠して、回答フェイズに入ります。
黄カップをかぶせたプレイヤーが回答を始めます。
つまり、
・毎回いくつカップが並ぶのか決まってない
・誰から始まるかも分からない
ということですね。
1個目のカップから覚えられるだけ回答します。
正解すれば1ポイント。(1カップが1ポイント)
外れると次の手番プレイヤーがカップをもらえます。
次のプレイヤーが続きを回答し、間違えたら交代を繰り返し、黄カップが開けられるまで続きます。
前のプレイヤーがどこまで答えられるか分からないので、
・自分がどこを答えることになるのか分からない
のが面白いです。だから出来るだけ全体的に記憶にしなきゃいけません。どこかに絞って記憶するっていう戦略が取りにくい。
黄カップを答えられたら2ポイント。もちろん黄カップを外すと次のプレイヤーが2ポイントです。
誰かが20ポイント超えるまで、ダイスを振るところから繰り返します。切れ目無くどんどんやっていきます。
感想
他のメモリーゲームと明らかに脳の使う部分が違います。
ザーガランドとかZicke Zacke (「ニワトリのおいかけっこ」うちにあるのはハリネズミバージョン)とか大きさ比べとかラベンスバーガーのメモリーとか魔法のラビリンスとかデジャブとか、そういうのがこういう王道マシンだとしたら
メモダイスはこれ
脇の筋肉にくるマシン
普段使わない脳の筋肉をメキメキつかってる感じがします。
何が違うって、最初に挙げたようなメモリーゲームは結局、ゲームの初めから終わりまで一枚の巨大な絵を覚えてる感じなんです。
でもメモダイスは、短いスパンで次々に答えが変わります。覚えてるかどうか常に一発勝負。すぐ次のカップ列。すぐ次のカップ列。1回1回の回転が早いです。
次々変わる答えを一発勝負で覚えるのを繰り返すってところが、何度か間違いを繰り返してゲームの初めから終わりまでひとつの答えを記憶しようとする他のメモリーゲームと大きく違うところ。
強いて言えばピザの具を覚えるマンマミーアも答えが変わっていきますけど、あれはその後の調整でどうとでもなるので、厳密なメモリーゲームではありません(大好きですけど)。メモダイスは正確な記憶が求められます。
図柄は絶妙に覚えづらく、
「青い象」「黒い月」など色と比較的マッチしている絵もあれば
「青いりんご」「青いてんとう虫」などマッチしてない絵もあって
混乱します。
これらの5~9個くらいの図柄の記憶を連続して行うっていうのが脳の違うところを使ってる感じで面白いです。
4~5個は覚えてるんですけど、ポカっと間のひとつが記憶から抜けてることがよくあります。ダイス振って確認してフタ、ダイス振って確認してフタ、ダイス振って確認してフタ…、一生懸命見てるんですけどね。ふとした1個抜けるんです。
噂によると「ネットサーフィンに染まった現代人の集中力は8秒」らしいです。
裏付けがないっぽいあやしい数字ではありますが、このゲームやってると、確かに「そこだけ分からない!」っていうのがあるので、「集中が続くのが8秒?たしかにそんなもんなのかなー」と体感としては感じました。