「究極の選択ーいい質問だ!―」のボードゲームレビュー

「究極の選択ーいい質問だ!―」 箱

持っている5枚の手札の中から2枚を選んで、AかBか二択の問題を作ります。
参加者の1人を指名して、回答者になってもらい、答えを選択してもらいます。
残りの参加者は回答者の答えを予想します。当たれば得点です。
問題作成者は正解による得点の他に、間違った人数分点数ももらえます。
みんなが間違えるような難しい二択を作りましょう。

「究極の選択ーいい質問だ!―」プレイの様子

ざっくり説明



3種類のワードが書かれた手札が5枚。

「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物
こういう6角形のカード

 

それにあわせた問題が3種類。


「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物
 

  

上の2枚ならガシッとはめてこんな2択が作れます。


「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物
 コレと

 
「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物コレと

 
「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物
コレ

 

 
5枚の手札で30通りの質問が作れます。

 

 

二択を作ったら回答者を指名して、質問者を含めて回答者の答えを当てます。
「究極の選択ーいい質問だ!―」プレイの様子
 

回答時、回数限定で得点が3倍になるタイルも使えます。「究極の選択ーいい質問だ!―」プレイの様子

 

 

得点ボードとコマ。六角形にこだわったデザイン。

「究極の選択ーいい質問だ!―」内容物
特殊タイルを回収するマスもあります

 

感想

友人が来訪したので開封。
さらっとマニュアルを読んでその場で始めることができました。
ルールも準備も簡単です。

ちょっと話が逸れますが、私は大喜利系のゲームって少し苦手です。
特に投票で優劣を決めるタイプ。
私には「ドカンとウケるようなことを言えないコンプレックス」がありますので、色々考えすぎて心から楽しめないことのほうが多いです。
自分の答えが支持されなかったら、自分のセンスのなさが気になってしまうし…
悲しんでいる女

 

自分の答えが支持されても、気を遣われてるんじゃないかなーとか考えてしまいます。
気にしている女
(その代わり無記名大喜利の「私の世界の見方」は大好きです!)

 

「究極の選択」は大喜利系ゲームではありませんが、大喜利系ゲームをやっているときの気持ちに少しなるときがありました。

盛り上がる組み合わせの質問というのは
①とても難しい二択 「あ~~、これどっちだろうね~!?迷うな~!」
②組み合わせが絶妙で笑ってしまう二択 「何これwww」
でした。

③超どうでもいい二択 「どーーーでもいい!」「逆に難しい!」
というのもそこそこ盛り上がります。

こういう盛り上がる二択が見つからないとき、
私は大喜利系をやっている時に似た焦りを少しだけ感じてしまいました。
でも別に適当な二択しかできなくても、すぐに回答者のシンキングタイムに入り
みんなで回答を当てるフェイズに入りますので特に問題はないんです。
あくまで私が不得意なのにも関わらず
「盛り上がる質問を出したい」と勝手に焦った結果なので
そういうコンプレックスを抱えてない人は余計なことを気にせず楽しめると思います笑

ゲーム自体はよくできています。
2枚のカードを選ぶだけなので参加のハードルは低いです。
回答者の意外な一面が答えに現れるのも盛り上がります。
一人の人に質問が集中しないシステムもナイスアイデアで、
これは他のアイスブレイクとかにも流用できるんじゃない?と思いました。

カードの選択肢の内容はたくさんあってシュールなものも揃っているので、
年齢や趣味趣向が同じような人たちと遊んだ方が、
あるあるを共有できて面白さが増すと思うんですよね。
今回一緒に集まってプレイした面子は年齢幅がまちまちだったので、
そこの点では通じ合う瞬間がちょっと少なくて淡々としたゲームになってしまったので、
また別の面子とプレイして再評価したいところです。
もっと究極の選択が次々に出て、その結果についてあれやこれやと盛り上がる
良いコミュニケーションゲームなのかも、と期待しています。「究極の選択ーいい質問だ!―」プレイの様子

追記
その後同年代3人と遊んだところ、けっこう楽しめました。
ゲームというより話題発生装置っていう感じ。
難しい二択を探すのも楽しいし、一応代表者の答えを当てる体で予想してそのあと、決めるのは難しいけどそっちを答えとして選ぶのは何故なのか持論を展開して話し合うのが楽しいです。
点数はオマケで、気心しれた仲間とゲーム会の終わりまでの間、だらっと遊ぶのに良いゲームです。

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