ブラッドバウンド完全日本語版
チーム対決の正体隠匿系のゲーム。6人-12人。30分。
ヴァンパイア一族同士の大将首の取り合いがテーマ。
SNSとかでは、そこまで話題に上がらないけど、昔から好きなゲーム。
年末年始は人が集まったので久しぶりに満足に遊べました。
年末年始遊んだゲーム紹介、第一弾。
年末年始遊んだゲーム 今回の盛り上がり度
ブラッドバウンド ★★★★
アヴァロン ★★★★
マンカラ ★★
シャドウレイダース ★★
ブラフ ★★★★
テーベ ★★
ファーストコンタクト ★★
コンプレット ★★★
10デイズインUSA ★★
思い出を手にのせて ★★★
インカの黄金 ★★★
オークション狂騒曲 ★★
ざっくりルール
赤の吸血鬼一族、青の吸血鬼一族、同数に分かれて戦う。(6人ゲームなら3対3)
それぞれ配られたキャラカードをこっそりチェック。
カードには陣営の色と、強さを示す数字が書いてある。(カードの強さ1>9)
同じチーム内でチームで一番小さい数字を持っている人がボス。
ゲームの目的は相手チームのボスを倒すこと。
間違ってボスじゃない人を倒すと負けなので、しっかり読み切らないといけない。
自分のチーム内でも、1の数字を引いたプレイヤー以外、誰がボスかわからない。
開始前、右どなりの人の正体カードの一部を見て、陣営だけを確認する。
数字はわからないけど、ぐるっと隣の人の陣営は分かっている状況で
じゃんけんなどで適当にスタートプレイヤーを決めてゲームスタート。
手番プレイヤーはこの短剣で
誰かを選んで刺してダメージを与えて、その相手に短剣を回す。
刺された人はダメージマーカーを取る。
刺されたプレイヤーも誰かを刺して、短剣を回す。
それを繰り返してゲームは進む。
大体、2ターン巡目にはもう、誰が敵か味方かは分かる。
短剣が両チームを行ったり来たりして
各プレイヤーにダメージマーカーが溜まっていく。
このとき受け取るダメージマーカーが、他プレイヤーの正体を見破るヒントになる。
ダメージマーカーは3種類。
各キャラクターカードには
そのキャラが取らなくてはいけないチップの内訳が書いてある。
どのチップから取るか、順番は任意
ひとり一枚、キャラクターごとの各チップの内訳が書かれたリファレンスシートを持っているので(さっき、となりに陣営を見せるときにカードを隠すのにつかったやつ)
これを参考に数字を探るというしくみ。
敵だけじゃなく、味方のランクも探り探り。
3ダメージ受けたプレイヤーは正体丸裸。
4ダメージ目被弾で死亡。
3ダメージまではいいけど、ボスの確証もなくとどめを刺してはダメ。
前述したとおり、ボスじゃない人にとどめを刺してしまうと、負けになってしまうから。
自分がボスっぽいな、と思った人はできるだけ正体が明らかになるのを防ぎたい。
ので、自分が攻撃対象に選ばれたとき、「身代わり」を要請することができる。
身代わり要請にこたえる人がいた場合、その人がダメージを受ける。
身代わり時に受けるダメージチップは「数字」チップでないといけない。
身代わりは役割がもろバレになってしまう、リスクが大きな行動。
悩ましくていいルール。
自分の数字チップと引き換えに身代わりになるので、ゲーム中身代わりになれるのは1回だけ
ボスがありえない下位のザコメンバーは、積極的に身代わりにいくべきだが
あえて、いかないことで、ボスっぽさを醸し出すのも一興。
いや、ザコですけどね
キャラごとの特殊能力
こんな基本ルールに乗っかって
キャラごとの特殊能力があって
ゲームごとに色んな展開が生まれる。
特殊能力の例
ガーディアンは正体チップの構成が①と同じなのがおもしろい。早めに明かしてボス(っぽい人)の盾となるか。ぎりぎりまで1のフリでねばるのか。
ザコだし能力も重要度低い。けど気は楽。意外と楽しめるキャラ。
赤が圧倒的不利になるかと思いがちだが、ハーレクイン自体のランクが3と上位なので、特定されればピンチなときもあって、どっこいどっこいの勝負になる。両陣営にハーレクインがいた場合、カオス回になる。
最後の切り札。使用タイミングがバチコーンと決まると気持ちいい。
などなど。
能力を使えるタイミングはゲーム中1回だけ。
通常攻撃か、身代わりで
ダメージを受けて、数字チップを明らかにするとき。
1枚目で、数字チップからいくことは、まずない。
2枚目は、身代わり時とか、まあまあ、ある。
終盤にどかどか使われてゲームを盛り上げる特殊能力たち。
ラストは
詰将棋エンドか
ワンチャンいくしかないチャレンジエンド
で終わる。
そんな30分。
感想
正体隠匿ゲームと
「藪の中」みたいな論理パズルゲームを
合わせて2で割ったようなゲーム。
「一旦刺しとくか」
など会話に出てくるワードはおっかないけど
ゲームの雰囲気はとても平和。
おしゃべりメインの通常の正体隠匿ゲームは
面白いんだけど
苦手な人もいます。
私は基本的にはトーカティブな正体隠匿ゲームも好きですが
その後の付き合いに遺恨を残しそうな人
賢さ ★★★★★
ディベート力 ★★★★★ 的な
なんかもう、すごすぎる人たち
すごすぎるベテラン勢と同卓してボコられて帰りたくなったあの日
こういう人たちと遊ぶのはしんどいときもあります。
「ブラッドバウンド」では
人をあざむく演技力とか、合理的ガン詰め能力とか
いりません。
人狼のおしゃべりパートが苦手な人も楽しめます。
正体チップという客観的な推理材料が与えられているので
めっちゃ遊びやすいです。
チーム戦なのもいいよね。
軽い雰囲気だけど
数字明かして能力発動するタイミングとか
正体チップを取る順番とか
考えどころも
反省どころもあって楽しい。
どこに持って行っても満足度が高い一本。
メンツがそろえば、一晩中やっちゃうタイプのゲームなんで
6人以上で遊べる環境が整っている方にはおすすめです。
私のプレイ環境ではこの6人以上っていうのがネックで
好きなゲームなのになかなか棚から出せないのですが
この年末は久々に遊べて、深夜まで楽しみました。
ボードゲームカフェなどで見かけたら遊んでみてください。
年末年始遊んだゲーム 今回の盛り上がり度
ブラッドバウンド ★★★★
アヴァロン ★★★★
マンカラ ★★
シャドウレイダース ★★
ブラフ ★★★★
テーベ ★★
ファーストコンタクト ★★
コンプレット ★★★
10デイズインUSA ★★
思い出を手にのせて ★★★
インカの黄金 ★★★
オークション狂騒曲 ★★